概要
洛中の京都駅や東寺のあるエリアの南側、南区と伏見区の西側を中心としたエリア。十条通の南の一帯は上鳥羽と呼ばれるエリアで、更に鴨川を渡って南へ竹田、下鳥羽、淀と呼ばれるエリアが続いていきます。
竹田エリアには地下鉄烏丸線が京都駅を通って竹田駅まで伸びてきており、更に竹田駅には近鉄京都線が乗り入れていて南の奈良方面へ向かうには便利です。
そして竹田駅の西には名神高速道路の京都南インターがあり、車で京都にやって来る人たちにとっては京都へ入る玄関口にもなっているエリアです。
この鳥羽の地は桂川と鴨川が合流し山陽道も通過する交通の要衝として栄え、貴族の別邸が建ち並び12世紀から14世紀にかけて代々の上皇が院政を敷いた鳥羽離宮があった場所で、現在鳥羽離宮は現存しないものの離宮の一部を占めていた城南宮は現在も存在していて平安様式の本殿や源氏物語に登場する百余りの花が楽しめる庭園が当時を偲ばせてくれます。
またこの一帯は幕末には鳥羽伏見の戦いの戦場となり、城南宮から淀にかけては戦争の爪痕が残る史跡が数多く残っているエリアでもあります。
そして桂川と宇治川が合流し淀川となる付近は淀と呼ばれるエリアで伏見区の南西の端に位置し、京都と大阪の国境に位置し豊臣秀吉の側室となった浅井三姉妹の長女・茶々が長男・鶴松を懐妊した際にこの地に建てた城を賜ったことから「淀の方」と呼ばれるようになったことでも有名ですが、現在は駅のそばに京都競馬場が建設されており競馬ファンの聖地になっています。
主なスポット
- 寺社
- 城南宮・安楽寿院
- その他
- 鳥羽離宮跡公園・名神高速道路京都南インター・任天堂・京セラ本社・淀城跡公園・京都競馬場
- ショッピング
アクセス
- 地下鉄烏丸線・近鉄京都線「竹田」