京セラ本社

京セラ本社

セラミックから太陽電池、携帯端末まで幅広く事業展開

電子・情報・通信機器の製造メーカー。1959年小さな町工場から出発し1982年に京セラに改称。 現在はセラミックス製品から太陽電池、携帯端末までグローバルに事業を展開。 1998年現在地に移転後は美術館、ファインセラミック館の開設やクリスマスツリーのイルミネーションなど地域貢献活動にも積極的

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京セラ本社とは?(基本データ)

名前
京セラ本社(きょうせらほんしゃ)
エリア
鳥羽・竹田・淀
ジャンル

会社・企業

建立・設立
1959年(昭和34年)4月1日、稲盛和夫が京都市中京区で「京都セラミツク株式会社」創業
1972年(昭和47年)、京都市山科区に本社を移転
1982年(昭和57年)10月、「京セラ株式会社」に社名変更
1984年(昭和59年)、「第二電電(DDI)」を設立
1994年(平成6年)、サッカーJリーグの「京都パープルサンガ」(現・京都サンガ)の設立に協力・支援
1998年(平成10年)、京都市伏見区に本社移転、社会貢献活動の一環として美術館やファインセラミック館、ショールームを開設し無料公開するほか毎年冬に20階建高さ86mの本社ビルの壁面に巨大クリスマスツリーを映し出すなどのイルミネーションを実施
2000年(平成12年)、DDIがKDD、IDOと合併し「KDDI」が誕生、筆頭株主に
2006年(平成18年)、大阪ドームの命名権を取得し「京セラドーム大阪」に改称
2008年(平成20年)、三洋電機の携帯電話事業撤退に伴い事業継承
創始者
[創業者] 稲盛和夫
アクセス
  • 京都市営地下鉄烏丸線「竹田」駅下車 北西口よりタクシーで約10分
  • 近鉄京都線「竹田」駅下車 北西口よりタクシーで約10分
  • 京都市営バス「パルスプラザ前」(18・南1・南2・南3・特南2号系統)下車すぐ
  • JR「京都」駅八条口より京都らくなんエクスプレス(R'EXバス)で約15分、「京都パルスプラザ・京セラ前」下車 徒歩約1分
  • 名神高速道路「京都南IC」すぐ
駐車場
-
料金
無料
お休み
■京セラギャラリー(1F)・京セラファインセラミック館(2F)
└土日祝、会社休業日、展示品入替え時
見学時間
■京セラギャラリー(1F)・京セラファインセラミック館(2F)
└10:00~17:00
住所
〒612-8501
京都府京都市伏見区竹田鳥羽殿町6
電話
075-604-3500(代表)
FAX
075-604-3501(代表)
公式サイト
京セラ株式会社
京セラ株式会社【公式】 Twitter
京セラ株式会社 Facebook
京セラ株式会社 YouTube
文化施設 京セラ
ファインセラミックワールド 京セラ

京セラ本社の地図

京セラ本社のみどころ (Point in Check)

京都市伏見区竹田鳥羽殿町に本社を置く電子部品、ファインセラミック部品、半導体部品、情報機器、通信機器、太陽電池、セラミック、宝飾、医療用製品などを製造する大手電子部品・電気機器メーカー。

ブランドシンボルは、京セラのイニシャルである「K」がセラミックスの「C」を大きく包み込む意匠で、より広い領域への可能性を求めて挑戦し、未来へはばたく姿勢をシンボライズしたものだといいます。

創業者の稲盛和夫(いなもりかずお 1932- )は、1932年(昭和7年)1月に鹿児島市で生まれ、鹿児島大学工学部で有機化学を専攻し1955年(昭和30年)に卒業。卒業後は京都にて碍子メーカーの松風工業に就職するも3年後に退社を余儀なくされますが、自伝によれば京セラの商品の基となるセラミックスの研究はこの会社で培われたといいます。

その後1959年(昭和34年)4月に京都市中京区西ノ京原町、現在の地下鉄西大路御池駅の北東付近にて、ファインセラミックスの専門メーカー「京都セラミック株式会社」(1982年に「京セラ株式会社」に商号変更)を設立したのがはじまり。

知人より出資を得た資本金300万円で、創業時の従業員はわずか28人、主にブラウン管に使われていた絶縁部品を作る小さな町工場からのスタートでしたが、以来ファインセラミックスに関する技術開発力を武器に、ICパッケージをはじめとする各種電子部品や産業用部品のメーカーとして急成長させ、現在では半導体や通信機器、情報機器、宝飾品などにも製品群を持つ世界有数のグローバル企業へと成長を遂げています。

この点「セラミック(ceramic)」とは、ギリシャ語で粘土を焼き固めたものを意味する「keramos」を語源とし、狭義には陶磁器を指す言葉ですが、広義では窯業製品の総称として用いられ、無機物を加熱処理し焼き固めた焼結体を指し、古くは土器に始まり、時代を経て陶器や磁器、そしてガラス、セメントなども代表格の一つです。

セラミックの特徴としては硬くて耐熱性、耐食性、電気絶縁性などに優れている点が挙げられ、陶石、長石、粘土などの天然の鉱物を用いて作られますが、「ファインセラミックス」は天然原料ではなく高純度に精製された原料を用い、精密に調整された化学組成と「十分に制御された製造プロセスによってつくられた高精密なセラミックスのことをいい、従来に比べ高度な機能を持つことから、医療用や電子部品の材料として、液晶パネルや半導体、自動車のエンジン、産業用機械など幅広い分野で利用されており、新材料革命をもたらしたともいわれています。

ちなみに稲盛はこの他にも1984年(昭和59年)に電気通信事業の自由化に即応する形で「DDI」を設立し、2000年10月にKDD、IDOとの合併により「KDDI」を設立。NTTの独占状態であった日本の通信業界に風穴を空け、2010年(平成22年)には経営破綻に陥った日本航空(JAL)再建のために会長として着任して成功に導くなど、類まれな経営手腕はもはや伝説となっています。

一方で社会貢献活動にも熱心に取り組んでおり、1984年(昭和59年)には私財を投じて「稲盛財団」を設立して国際賞「京都賞」を創設。毎年11月に先端技術、基礎科学、思想・芸術の3部門で人類社会の進歩発展に功績のあった人物を顕彰するほか、若い経営者が集まる経営塾「盛和塾」を主宰し塾長として経営者の育成にも心血を注いでいます。

本社は中京区西ノ京原町から1972年(昭和47年)7月に京都市山科区に移転されたのを経て、1998年(平成10年)8月に現在地の京都市伏見区竹田鳥羽殿町に移転。

新しく建造された本社ビルは地上20階、地下3階建ての鉄筋コンクリート造の建物で、高さ94.82mの超高層ビルは周辺一帯においては飛び抜けて高く、一帯のランドマーク的存在にもなっています。

そしてその本社ビル内には地域振興と芸術文化やセラミックス技術の発展への寄与を目的に複数の文化施設が開設されており、一般公開されています。

本社ビル2Fの「京セラファインセラミック館」は創業以来開発してきた京セラのファインセラミックの特徴や用途、技術開発の歴史などを開発製品とともに紹介・展示する資料館で、「ショールーム」では様々な分野で貢献する京セラグループの最新製品やサービスを展示し、本社ビル1Fの「京セラギャラリー」ではピカソの銅版画、現代日本画、中国清朝の乾隆ガラスを常設展示するほか、年に1~2回の割合で特別展を開催しており、更に別館の「稲盛ライブラリー」では京セラ創業者・稲盛和夫の人生哲学や経営哲学を中心に、技術者、経営者としての足跡や様々な社会活動を所縁の品々とともに紹介しています。

またイベントとしては毎年夏には隣接するパルスプラザでの「京セラ夏祭り」のほか、冬には20階建て高さ86mの本社ビルの壁面に巨大クリスマスツリーを映し出す「京セラ本社イルミネーション」を実施しており、冬の京都の風物詩の一つとなっています。

文化やスポーツ振興にも力を入れており、代表的なものとしては1994年(平成6年)1月に京セラを中心とする21社により設立されたJリーグ所属のサッカーチーム「京都パープルサンガ(現在の京都サンガFC)」のトップスポンサーを務め、2020年(令和2年)に京都府亀岡市に竣工した新スタジアム「京都スタジアム」の命名権を取得しており「サンガスタジアム by KYOCERA 」のスタジアム名でも親しまれています。

また2006年(平成18年)には大阪市にある「大阪ドーム」の命名権を取得し、2006年7月1日からは「京セラドーム大阪」の名前で呼ばれるようになっており、現在はプロ野球球団のオリックスバッファローズの本拠地および甲子園使用時の阪神タイガースの代替ホーム球場として使用されているほか、各種イベントやコンサートなどにも使用されています。

更に京都市の岡崎にある「京都市美術館」のニューアルに伴ってこちらも命名権を取得、2020年(令和2年)3月21日の再オープンに先立ち、2019年からは「京都市京セラ美術館」の呼称で新たな歴史をスタートさせています。

京セラ本社の施設案内

 

本社

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    京セラ本社ビル

    1998年(平成10年)8月に山科より本社機能を移転されており、これに合わせて新たな本社ビルが建造された
    竣工:1998年7月31日
    共同設計:黒川紀章建築都市設計事務所・三信建築設計事務所
    施工:竹中工務店
    敷地面積:7,889.92m2
    建物面積:2,459.11m2
    延床面積:45,181.20m2
    高さ:94.82m
    構造:鉄筋コンクリート造、地上20階、地下3階

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    京セラファインセラミック館

    本社ビル2F
    京セラ株式会社が取り組む文化事業の一環として1998年(平成10年)に開館
    創業以来開発してきた京セラのファインセラミック特徴や用途、技術開発の歴史などを開発製品とともに紹介・展示する資料館
    2014年(平成26年)に展示内容充実のため全面的にリニューアル

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    ショールーム

    本社ビル2F
    進化・発展が続く情報通信、モビリティ、環境・エネルギー、医療・ヘルスケアなど、様々な分野で貢献する京セラグループの最新製品やサービスを展示

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    京セラギャラリー

    本社ビル1F
    ピカソの銅版画、現代日本画、中国清朝の乾隆ガラスを常設展示するほか、年に1~2回ほど特別展を開催
    旧称は京セラ美術館だったが、京都市美術館の命名権取得により「京都市京セラ美術館」の呼称が使われるようになったため改称

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    本社ビル前庭

    入口にはケヤキ並木が広がる
    また敷地内には「北へ帰る鳥と少年」の三重県出身の彫刻家で文化勲章受章者の中村晋也(なかむらしんや 1926- )氏の「風の又三郎」「ボンタンちゃん」「パパのコート」の彫刻作品3体、および兵庫県出身の彫刻家で同じく文化勲章受章者の淀井敏夫(よどいとしお 1911-2005)氏の彫刻作品「北へ帰る鳥と少年」が設置されている

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    稲盛ライブラリー

    京セラ創業者、稲盛和夫の人生哲学、経営哲学を中心に、技術者、経営者としての足跡や様々な社会活動を所縁の品々とともに紹介する施設

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    京都府総合見本市会館「京都パルスプラザ」

    京セラ本社の北隣りにあるコンベンション・センター
    平安建都1200年記念事業の一環として、京都経済界の支援を受けた京都府が建設を進め1987年(昭和62年)に竣工
    1スペースとしては京都府内で最大規模の展示場や、可動舞台・同時通訳室のある稲盛ホール、多目的広場などで構成され、数多くの催しが開催されている

周辺

関連

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    京都スタジアム(サンガスタジアム by KYOCERA)

    1994年(平成6年)1月に京セラを中心とする21社でJリーグ所属のサッカーチーム「京都パープルサンガ(現在の京都サンガFC)」が設立され、京セラはトップスポンサーを務めている
    2020年(令和2年)には京都府亀岡市に竣工した新スタジアム「京都スタジアム」の命名権を取得し「サンガスタジアム by KYOCERA 」のスタジアム名に

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    京セラドーム大阪

    大阪府大阪市西区にある多目的ドーム
    2006年(平成18年)3月2日に京セラが大阪ドームの命名権を取得し、2006年7月1日から「京セラドーム大阪」に改称
    現在はプロ野球球団のオリックスバッファローズの本拠地および甲子園使用時の阪神タイガースの代替ホーム球場として使用されているほか、各種イベントやコンサートなどに使用されている

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    京都市京セラ美術館

    京都市左京区岡崎にある美術館
    1933年(昭和8年)に公立美術館としては東京都美術館に次いで日本で2番目に開館した市立の美術館
    「京都市美術館」の名前で親しまれてきたが、リニューアルに伴って京セラが命名権を取得し、2020年(令和2年)3月21日の再オープンに先立ち2019年から「京都市京セラ美術館」の呼称に
    命名権料は、再オープン時から50年契約の総額50億円

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    宮木電機製作所 西部営業所(京セラ創業の地)

    中京区西ノ京原町、地下鉄西大路駅から北東へ徒歩5分に位置
    1959年(昭和34年)4月1日、京セラの前身である「京都セラミック株式会社」は「宮木電機製作所」の倉庫を借りて創業し、初代の代表取締役社長には出資を引き受けた宮木電機製作所の社長・宮木男也が就任した(京セラ創業者の稲盛和夫はその後1966年に第3代社長に就任している)
    宮木電機製作所は現在は本社は亀岡市大井町並河に移され、同社の西部営業所がわずかに残り、京都セラミックのあった場所は戸建ての住宅が立ち並ぶ閑静な住宅地となっていて、正門跡の向かいのタバコ屋が往年の面影を残すのみ

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    京セラ神社

    長野県のほぼ中央、長野県岡谷市に位置する長野岡谷工場の敷地内に京セラの工場で唯一鎮座する神社
    諏訪大社の末社として、1961年(昭和36年)に工場の前身であるヤシカ下諏訪工場に建てられたものを、1972年(昭和47年)に移築したもの
    諏訪大社で7年に1度に行われる最大の神事「御柱祭」は当末社でも催行されているという

京セラ本社の主な年間行事・カレンダー

年中行事

8月上

京セラ夏祭り

1972年(昭和47年)に滋賀蒲生工場で始まった会社の伝統行事で、全国の工場・事業所で開催される
本社の夏祭りは隣接するパルスプラザ1階大展示場にて開催
屋台や射的などのおなのしみコーナーのほか、恒例のチャリティーバザーが開催されるほか、ステージではキャラクターショーやのど自慢大会などを実施する

12月初~12/25

京セラ本社イルミネーション

現在地に本社ビルを建設した1998年(平成10年)より、地域住民にもクリスマスの時期を楽しんでもらいたいとの思いから、高さ86mの本社ビルの壁面に浮かび上がる巨大クリスマスツリーや本社ビル前の広場の入り口に広がるケヤキ並木のライトアップなどのイルミネーションを実施する
[公式]

月並行事

 

 

 

花ごよみ

 

 

 

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