哲学の道

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哲学の道

哲学者も思索に耽った琵琶湖疏水に沿って続く小径

銀閣寺~若王子神社まで約1.5km、琵琶湖疏水に沿って続く小道。 京都帝国大学の哲学者・西田幾多郎が道を散策しながら思索に耽ったことに由来。 1986年日本の道100選に選定。 桜と紅葉の名所として有名で沿道には土産物屋や甘味店も並ぶ。6月には蛍の姿も

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哲学の道とは?(基本データ)

名前
哲学の道(てつがくのみち)
エリア
岡崎・吉田・鹿ケ谷
ジャンル

日本の道100選 市天然記念物 紅葉 三椏 雪柳 紫陽花 琵琶湖疏水 蛍(ホタル)

建立・設立
1890年(明治23年)、大津から京都までを結ぶ琵琶湖疏水が開通(灌漑用水路として開削)
1921年(大正10年)、日本画家の橋本関雪夫妻がに京都市に苗木300本を寄贈、以後桜の名所として有名に(関雪桜)
1972年(昭和47年)、正式に命名
アクセス

■銀閣寺側

  • 祇園四条駅から京阪電車鴨東線「出町柳」駅下車 徒歩約25分
  • 叡山電鉄叡山本線「出町柳」駅下車 徒歩約25分
  • 京都市営バス「銀閣寺道」(5・17・32・急100・急102・203・204号系統)下車 徒歩約5分
  • 京都市営バス「銀閣寺前」(32・100号系統)下車すぐ
  • 京都バス「銀閣寺道」(18・51・56系統)下車 徒歩約5分
  • 京阪バス「銀閣寺道」(56・56A系統)下車 徒歩約5分

■若王子神社側

  • 三条京阪駅から京都市営地下鉄東西線「蹴上」駅下車 北へ徒歩約18分
  • 京都市営バス「宮ノ前町」(32・急100号系統)下車 徒歩約10分
  • 京都市営バス「東天王町」(5・32・93・急100・203・204号系統)下車 徒歩約10分
  • 京都市営バス「南禅寺・永観堂道」(5号系統)下車 徒歩約12分
駐車場
付近に民間・市営の駐車場あり
拝観料
なし
お休み
特になし
拝観時間
見学自由
住所
〒606-0000
京都府京都市左京区浄土寺石橋町 銀閣寺橋~若王子町 若王子橋(約1.5km)
電話
075-752-7070(京都市観光協会)
075-761-3171(上下水道局水道部疏水事務所)
FAX
075-752-3083(上下水道局水道部疏水事務所)
公式サイト
哲学の道保勝会
哲学の道保勝会 京都観光Navi
哲学の道保勝会 Twitter
哲学の道保勝会 Facebook
哲学の道保勝会 Instagram

哲学の道の地図

哲学の道のみどころ (Point in Check)

京都市左京区、京都市の東部の東山山麓、北は銀閣寺(慈照寺)西側の参道入口にある「銀閣寺橋」から、南は南禅寺や永観堂にもほど近い熊野若王子神社前の「若王子(にゃくおうじ)橋」までを南北に流れる「琵琶湖疏水分線」に沿って続く小道。全長は約1.5km。

名前の由来については、元々は1890年(明治23年)に琵琶湖疎水が完成した際にその管理用道路として設置され、明治の頃に京都の文人が多く住むようになり「文人の道」と称されていたものが、大正時代には「善の研究」の著者で近代日本の代表的な哲学者である京都大学教授・西田幾多郎が大学で教鞭をとる合間に思索にふけりながらこの道を散歩していたことから「思索の小径」と言われていたのが、更には経済学者の河上肇や幾多郎の愛弟子・田辺元、三木清らも好んでこの道を散策したことから、「哲学の小径」「散策の道」、それがいつしか「哲学の道」とも呼ばれるようになったといわれています。

もっとも戦後は荒廃し正式な名前もなかったことから、1965(昭和40年)頃には京都市により取り壊しが検討され、疏水分線も埋めて道路にする計画が発表されたこともあったといいます。

しかしこれに対し地元の人々が反対。環境破壊を許さず、住民の健康と安全を守ろうという運動が起き、1969年(昭和44年)、地元住民の有志で「哲学の道保勝会」が発足。
この市民による保存運動の声に応える形で市は散策路を整備し、1972年(昭和47年)には正式に「哲学の道」と命名されました。

現在では1986年(昭和61年)には「日本の道百選」にも選定され、「京都の自然200選」にも選ばれるほどの道となっています。

道幅は決して広くはない小道ですが、沿道に沿って数多くの樹木が植えられており、春の桜、初夏の新緑、秋の紅葉、そして冬の雪景色を中心に四季折々の美しい草花や景色が楽しめることから、京都で最も人気のある散歩道の一つとなっています。

とりわけ春は疏水の両岸に植えられた関雪桜など約500本の桜が一斉に花を咲かせ、桜のトンネルや川面に散り流れる花びらが趣深く、多くの観光客で賑わいます。

また市の天然記念物に登録されているゲンジボタルが生息できるほどの自然に恵まれており、初夏の5月下旬~6月中旬にかけてはホタルの乱舞する幻想的な風景が楽しめることでも知られています。

カフェや美味しいと評判の店も点在し、近年には若王子側の廃業した喫茶店に多くの猫が住み着き、癒しのスポットとして話題にもなりました。

周辺には世界遺産の銀閣寺のほか、法然院、安楽寺、霊鑑寺や、紅葉の名所として名高い永観堂や南禅寺などの名所・旧跡も豊富で、これらを巡る南禅寺~銀閣寺コースも人気の高い京都観光コースの一つです。

哲学の道の施設案内

 

哲学の道

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    哲学の道若王子側起点

     

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    石標

     

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    若王子橋

     

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    熊野若王子神社

     

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    同志社墓地(新島襄・八重の墓)

     

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    琵琶湖疏水

     

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    叶匠寿庵京都茶室棟

     

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    純喫茶若王子

     

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    光雲寺

     

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    お玉の橋

     

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    宗諄女王墓

     

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    椿ヶ峰

     

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    大豊神社一の鳥居

     

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    大豊橋

     

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    大豊神社

     

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    清宗庵

     

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    小径

     

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    日本の道100選顕彰碑

     

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    京都の自然二百選(ゲンジボタル及びその生息地)

     

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    大豊神社御旅所

     

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    第1寺の前橋

     

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    霊鑑寺

     

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    安楽寺

     

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    桜橋

     

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    五建ういろ哲学の道店(茶房五建)

     

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    よーじやカフェ銀閣寺店

     

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    法然院橋

     

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    法然院

     

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    共生堂(法然院森のセンター)

     

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    西田幾多郎歌碑

     

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    洗心橋

     

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    地蔵尊

     

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    哲学の道由来

     

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    弥勒院(幸せ地蔵尊)

     

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    京都市銀閣寺観光駐車場

     

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    哲学の道銀閣寺側起点

     

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    石標

     

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    銀閣寺橋

     

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    銀閣寺(慈照寺)

     

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    浄土院(大文字寺)

     

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    八神社

     

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    大文字登山道(銀閣寺側)

     

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    今出川通

     

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    WC

     

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    地蔵尊

     

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    銀閣寺西橋

     

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    琵琶湖疏水

     

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    国旗掲揚台

     

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    白沙村荘・橋本関雪記念館

     

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    関雪桜の碑

     

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    関雪桜顕彰碑

     

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    白川疏水通

     

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    鹿ケ谷通

     

周辺

哲学の道の主な年間行事・カレンダー

年中行事

4月上

哲学の道桜まつり

哲学の道保勝会主催によるイベントで2014年(平成26年)から開催
若王子橋の公園・弥勒院前にて出店による「散策のしおり」の無料配布と周辺の道案内 若王子橋の公園および第2寺の前橋~桜橋間の2か所で写真展の開催も

花ごよみ

 

南天(ナンテン)

 

 

椿(ツバキ)

 

 

水仙(スイセン)●

 

 

梅(ウメ)

 

 

桃(モモ)

 

 

三椏(ミツマタ)

 

 

桜(サクラ)

染井吉野(ソメイヨシノ)、大島桜(オオシマザクラ)、牡丹桜(ボタンザクラ)、枝垂桜(シダレサクラ)

 

連翹(レンギョウ)●

 

 

ミモザ●

 

 

雪柳(ユキヤナギ)

春は桜の名所としても有名だが、満開の桜と同時に楽しめる

 

石楠花(シャクナゲ)

 

 

山吹(ヤマブキ)

 

 

紫蘭(シラン)●

 

 

躑躅(ツツジ)

 

 

紫陽花(アジサイ)

桜や紅葉の名所として知られるが、夏には疏水沿いに咲くカラフルなアジサイが楽しめる

 

木槿(ムクゲ)

 

 

葵(アオイ)●

 

 

芙蓉(フヨウ)

 

 

彼岸花(ヒガンバナ)●

 

 

満天星(ドウダンツツジ)●

 

 

紅葉(こうよう)

 

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