概要
山城国と丹波国の境にそびえる愛宕山の麓を流れる清滝川の中流に位置し、高雄・槇尾・栂尾の三つの地区を総称して三尾と呼ばれる洛西で最も北にあるエリアで、京都随一の紅葉の名所として知られています。
アクセスは車のみで国道162号で市の北西へと進んでいくのですが、京都駅からJRバスが出ており1時間もあれば到着できるので便利です。
神護寺は唐から戻った弘法大師空海が14年間活動拠点とした寺として有名で、紅葉の名所であるほか本尊の薬師三尊や梵鐘、源頼朝や平重盛の肖像画などの国宝を収蔵しています。
一番手前の山城高雄のバス停から石段を降り、清滝川を高雄橋で渡ると今度は登り坂が続きますが、その石段を登り切れば待っているのは広い境内と高雄山からの素晴らしい眺めです。
槇ノ尾のバス停からは弘法大師空海の弟子智泉が神護寺の別院として開山した西明寺に行くことができますが、子宝の御利益があるというこのお寺には江戸幕府第5代将軍徳川綱吉の母桂昌院が寄進したという本堂が残されています。
そして一番奥の栂ノ尾のバス停からは国宝や重要文化財を収蔵し世界遺産にも登録されている高山寺へアクセスできます。奈良時代末期の774年に創建され鳥獣人物戯画や日本最古の茶畑があることでも有名です。紅葉の名所であると同時に境内から周囲の山々を見下ろす景色はまさしく絶景です。
主なスポット
- 寺社
- 高山寺(世界遺産)・西明寺・神護寺
- その他
- 清滝川・嵐山高雄パークウェイ・水墨画美術苑
- ショッピング
アクセス
- 京都駅からJRバス「山城高雄」まで50分、「槇ノ尾」「栂ノ尾」まで約1時間