大原野神社

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大原野神社

「京春日」の別称を持つ幻の千眼桜と紅葉で有名な社

方除・良縁の社。長岡京遷都の際に桓武天皇后が氏神の奈良春日大社の四神を分祀し創建。 平安遷都後の850年に社殿が造営され地名より大原野神社に。 春日造の朱塗りの本殿や鹿の狛犬、開花3日後に散る幻の千眼桜や鯉沢池周辺の紅葉・水蓮も見所。 9月には五穀豊穣に感謝し神相撲を奉納する御田刈祭も

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大原野神社とは?(基本データ)

名前
大原野神社(おおはらのじんじゃ)
エリア
西山・乙訓
ジャンル

寺社 紅葉 新緑 馬酔木 牡丹 睡蓮 名水 縁結び 神仏霊場会 二十二社 珍しい狛犬 門前名物 鳳輦・神輿 夏越祓・茅の輪 初詣

建立・設立
784年(延暦3年)
850年(嘉祥3年)、文徳天皇が社殿を造営し「大原野神社」に
現在の社殿は、慶安年間(1648~1652)に後水尾天皇が再建
創始者
藤原乙牟漏(桓武天皇皇后)
祭神
以下の4柱を祀り「春日神」と総称される
[第一殿]
建御賀豆智命(たけみかづちのみこと)(武甕槌命)
[第二殿]
伊波比主命(いわいぬしのみこと)(経津主命)
[第三殿]
天之子八根命(あめのこやねのみこと)(天児屋根命)
[第四殿]
比咩大神(ひめおおかみ)(比売神)(天之子八根命の后)
[摂社若宮社]
天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)
ご利益
方除(交通安全)・政治・知恵の神
良縁・家内安全・女性の守護神
例祭
4/8
他に御田刈祭・大原野相撲(9月第2日曜)などが知られる
神紋・社紋
下がり藤
札所等
神仏霊場巡拝の道 第86番
アクセス
  • 阪急京都線「東向日」駅下車 阪急バスで約20分、タクシーで約15分
  • JR東海道本線(京都線)「向日町」駅下車 阪急バスで約25分、タクシーで約15分
  • 京都市営バス「南春日町」(臨西2号系統)下車 徒歩約8分
  • 京都市営バス「洛西高校前」(33・特33・西2・臨西2・特西3・西4号系統)下車 徒歩約15分
  • 阪急バス「南春日町」(大原野線63・65系統) 下車 徒歩約8分
  • 阪急京都線・嵐山線「」駅下車 タクシーで約15分
  • 京都第二外環状道路「大原野IC」より約7分
  • 京都縦貫自動車道「沓掛IC」より約10分
駐車場
大型バス5台分 2,000円(マイクロバスは1,500円)
自家用車50台分 400円
拝観料
境内自由
お休み
無休
拝観時間
8:30~17:00(祈祷受付は9:00~17:00)
住所
〒610-1153
京都府京都市西京区大原野南春日町1152
電話
075-331-0014
FAX
075-332-1977
公式サイト
京都・洛西の名社 大原野神社
大原野神社 Twitter
大原野神社 Facebook
大原野神社 Instagram

大原野神社の地図

大原野神社のみどころ (Point in Check)

京都市西京区大原野、洛西ニュータウンおよび長岡京(現在の向日市)の西、小塩(おしお)山の東麓に鎮座する神社。

784年(延暦3年)の桓武天皇による「長岡京遷都」の際に、藤原氏の氏神である奈良・春日大社とは遠く離れることから、その分霊を勧請し乙訓を臨むこの地に最初に祀ったのがはじまりとされています。
そして春日大社の第一の分社であることから「京春日(きょうかすが)」の別称も呼ばれ親しまれています。

創建は桓武天皇の后・藤原乙牟漏(ふじわらおとむろ)。
この点、大原野の地が選ばれたのは、天皇が鷹狩りが好きで以前よりこの地でしばしば鷹狩を行っていたこと、藤原氏の人々が美しい風景を賞でたなど諸説あるといいます。

その後850年(嘉祥3年)に左大臣・藤原冬嗣を祖父に持つ文徳天皇が、冬嗣の長年の願望を叶える形で社殿を造営し「大原野神社」と命名。この時猿沢池を模した「鯉沢池」も作られました。

奈良春日社と同じ藤原氏の氏神を祀る大原野神社はそれに準ずる扱いを受け、794年(延暦13年)の平安京遷都後も「二十二社(にじゅうにしゃ)」に列して国家鎮護の社とされ(中七社)、国家に重大事や天変地異のあるごとに使者が遣わされて奉幣を受けるなど常に朝廷より殊遇を受けました。

とりわけ藤原氏の勢力が大きかった時期には、皇族貴族の参詣が盛んで、大いに栄えたといわれ、藤原氏の一族では女子が生まれると、その子が中宮や皇后になれるように、神社へ祈願。
祈願通りの地位につくと豪華絢爛な行列を従えて参拝することが通例だったといいます。

中でも1005(寛弘2年)3月8日に一条天皇の中宮・彰子が、父である左大臣・藤原道長や紫式部を伴って訪れた際の行列の豪華絢爛さは、人々の目を見張ったといわれ、後世にまで語り継がれています。

また876年(貞観18年)、清和天皇の皇后・藤原高子がまだ皇太子の御息所であった時に当社へ参詣した際、右近衛権中将で高子のかつての恋人であった在原業平がその行幸につき従い、「大原や 小塩の山も けふこそは 神代のことも 思い出づらめ」との和歌を詠じて奉ったことは有名です。

更に境内の風景は、平安時代より紀貫之(きのつらゆき)など多くの貴族たちの和歌に詠まれており、また「六国史」「大鏡」などの古典や「源氏物語」などの文学作品にも記述が残っています。
紫式部も訪れているといい、「源氏物語」には直接の登場はないものの大原野にて冷泉帝が鷹狩りの行幸をしたことが語られています。

その後戦乱が相次ぎ、藤原氏の勢力の衰えに従い衰微するも、江戸初期の慶安年間(1648~1652年)には社殿が新しく造営されており、現在の社殿はその時に造営されたものとされています。

大原野神社の施設案内

 

表参道

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    石標

     

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    一の鳥居

     

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    二の鳥居

     

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    表参道

     

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    神鹿苑の碑

     

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    春日乃茶屋

     

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    瀬和井

     

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    藤棚

     

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    相撲場

     

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    鯉沢の池

     

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    地主社

     

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    若宮社

     

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    千眼桜

     

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    花の寺近道

     

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    手水舎(神鹿)

     

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    裏鳥居

     

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    宮司官舎

     

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    神符守札授与所

     

本殿

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    三の鳥居

     

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    おみくじの花

     

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    社務所・授与所

     

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    参集殿

     

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    樅の木(モミ)

     

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    茶室翠嘯庵

     

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    神饌所

     

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    ツバキ

     

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    中門(拝殿)

     

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    本殿

     

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    狛鹿

     

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    狛鹿

     

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    御饌の井戸

     

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    神輿庫

     

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    八坂社

     

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    稲荷社

     

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    八幡社

     

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    祓戸社

     

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    植松壽樹歌碑

     

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    富小路禎子歌碑

     

関連

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    参拝者駐車場

     

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    石標

     

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    WC

     

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    大原野道

     

周辺

大原野神社の主な年間行事・カレンダー

年中行事

1/1

歳旦祭・初詣

 

1/3

元始祭

 

1/15

古神札燃納式(こしんさつしょうのうしき)

小正月に各地で行われる恒例行事
9:00より神事の後、「とんど焼き」にて古いお札やお守り、正月のお飾りなどを焼納する

2月節分

節分祭

9:00より神事の後、夕方まで古札のお焚き上げ
福引付きの福豆の授与、甘酒、立春大吉とうふの接待

2月初午

初午祭

 

2/11

紀元祭

 

2/17

祈年祭

 

4/1

氏子児童小学校入学奉告祭

 

4/8

例祭・子供みこし祭

境内にある100本の桜が満開になる頃に開催される春の例祭
初堀りされた大原野産の竹の子(たけのこ)を神前に供えて国家安泰を祈願する
前後の日曜日に神社と春日町集落センターの間で子供みこし巡行(第1日曜日に出御祭、第2日曜日に着御祭)

4/15

若宮社例祭

 

5/3

献茶祭

薮内流(やぶうちりゅう)の家元宗匠(いえもとそうしょう)による献茶

6/30

夏越の大祓(なごしのおおはらえ)・茅の輪神事

6/30の17:30より本殿前にて半年間の罪穢れを祓い、残りの半年の無病息災と平穏無事を祈願する「夏越大祓式」
6/29~7/1まで本殿前に茅の輪を設置
しつつ茅の輪をくぐる

7/1・7/2

御滝祭

 

9月第2日曜

御田刈祭(みたかりさい)・奉納相撲

10:00より本殿にて神事の後、本殿前龍尾段にて地元小学生による奉納土俵入り
その後土俵場に場所を移して10:30頃より「神相撲神事」「豆力士土俵入り」の後、11:00頃より小学生による「相撲大会」と、12時頃に「赤ちゃん相撲奉納」
18:00頃より境内本殿前広場にて「ナイトコンサート」

10~11月

七五三まいり

 

11/16

地主社祭

 

11/23

新嘗祭(にいなめさい)

 

12/23

天長祭(てんちょうさい)

 

12/31

大祓式(おおはらえしき)・除夜祭

 

月並祭

 

 

 

花ごよみ

 

馬酔木(アセビ)

 

 

桜(サクラ)

 

 

藤(フジ)

 

 

牡丹(ボタン)

本殿脇

 

睡蓮(スイレン)

猿沢池を模した鯉沢の池に数多くの睡蓮、池にかかる朱色の橋が良いアクセントに

 

藤袴(フジバカマ)●

 

 

紅葉(こうよう)

 

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