渉成園(枳殻邸)

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渉成園(枳殻邸)

「渉成園十三景」は江戸後期の漢詩人・頼山陽が命名

東本願寺東の飛地境内地にある池泉回遊式庭園で河原町七条の北側に約200m四方の敷地を有する。 江戸初期、徳川家光寄進の土地に第13世・宣如の願いを受け石川丈山が作庭。 国の名勝で「十三景」の見所のほか四季折々の草花が楽しめる。 名は中国六朝時代の陶淵明の漢詩「園日渉而成趣」に由来

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渉成園(枳殻邸)とは?(基本データ)

名前
渉成園(枳殻邸)(しょうせいえん(きこくてい))
エリア
京都駅
ジャンル

庭園 茶室 名勝 紅葉 馬酔木 雪柳 杜若 睡蓮 紫陽花 紫式部 銀杏

建立・設立
1653年(承応2年)
創始者
石川丈山(作庭)、本願寺第13代・宣如
アクセス
  • JR「京都」駅下車 中央口より徒歩約10分
  • 京都市営地下鉄烏丸線「五条」駅下車 徒歩約7分
  • 京都市営地下鉄烏丸線「京都」駅下車 徒歩約10分
  • 近鉄京都線「京都」駅下車 中央口より徒歩約10分
  • 京阪本線「七条」駅下車 徒歩約10分
  • 京都市営バス「烏丸七条」(5・26・73・205・206・208・臨号系統ほか)下車 徒歩約5分
  • 京都バス「烏丸七条」(17・45・51・71・72・73・74・75・81・83系統)下車 徒歩約5分
  • 京阪バス「烏丸七条」(21・21A・27系統)下車 徒歩約5分
駐車場
烏丸七条駐車場
├普通車9台 15分100円(23:00~8:00は60分100円)
├平日8:00~16:00 10分100円
└当日最大料金 2,000円
24時間営業
TEL:075-361-7431
拝観料
参観者協力寄付金500円以上(ガイドブック贈呈)
お休み
無休
拝観時間
9:00~16:00(受付15:30まで)
住所
〒600-8190
京都府京都市下京区下珠数屋町通間之町東入東玉水町
電話
075-371-9210(東本願寺本廟部参拝接待所)
FAX
-
公式サイト
渉成園 東本願寺
真宗大谷派本廟部(渉成園) Facebook
真宗大谷派 東本願寺
真宗大谷派(東本願寺) Twitter

渉成園(枳殻邸)の地図

渉成園(枳殻邸)のみどころ (Point in Check)

京都市下京区下数珠屋町通間之町東入東玉水町にある「お東さん」の愛称で親しまれている真宗大谷派の本山・東本願寺(真宗本廟)の飛地境内地(別邸)にある庭園。

東本願寺より烏丸通を挟んで東へ約150mの所に位置し、西は間之町通、東は河原町通、北は上珠数屋町通、南は下珠数屋町通に囲まれたほぼ200m四方の正方形の敷地で、面積は3.4haで約1万600坪。

そしてその名称は中国六朝時代の詩人・陶淵明(とうえんめい)が官を辞して故郷に帰り、故郷での田園生活をうたった「帰去来辞」の一節「園日渉而成趣」の詞にちなむもので、また周囲に生垣として枳殻(カラタチ)が植えられていたことから「枳殻邸(きこくてい)」の通称でも親しまれています。

元々はこの地は、平安初期に有名な「源氏物語」の主人公・光源氏のモデルともいわれている嵯峨天皇の第12皇子の左大臣・源融(みなもとのとおる 822-95)が奥州塩釜の風景を模して、難波から海水を運ばせて作庭した「六条河原院」の苑池の遺蹟と伝えられている場所で、このため「源氏物語ゆかりの地」として採り上げられることもあり、また付近に現在も残っている「塩竈町」や「塩小路通」などの地名は、その名残りだといいます。

その後、江戸時代に入った1641年(寛永18年)に3代将軍・徳川家光によってその遺蹟の一部を含む現在地約1万坪が寄進され、さらに1653年(承応2年)、東本願寺第13代・宣如(せんにょ)と親交があった石川丈山が作庭したのが現在の渉成園のはじまりです。

そして以後は門主の隠退所あるいは外賓の接遇所として用いられるなどし、東本願寺の飛地境内地として重要な機能を果たしました。

園内の建物は江戸後期、1858年(安政5年)と1864年(元冶元年)の二度にわたる大火で焼失しており、、現在の建物は江戸末期ないし明治初期から末期にかけて順次復興・再建されたものですが、池水や石組は造営当初とほとんど変わることなく現在に至っており、1936年(昭和11年)12月には国の「名勝」にも指定されています。

皐月と紅葉の名所として有名な詩仙堂の庭園でもお馴染みの石川丈山の趣向がふんだんに取り入れられた池泉回遊式の庭園は、東山を借景に全敷地の6分の1を占める広大な「印月池」を中心として風雅な書院や茶室が配されています。

そして「侵雪橋」「縮遠亭」など、風雅な趣をたたえ変化に富んだその風景は「十三景」ないし「十景」と称されますが、中でも江戸後期の漢詩人・頼山陽はこの風趣を讃えて「渉成園記」にて「渉成園十三景」として紹介しています。

春は桜をはじめ梅や藤、夏は菖蒲や睡蓮、秋には紅葉(楓)と、四季折々に変化するの庭園の趣を楽しむことができ、年間を通じて一般に公開されているほか、東本願寺で行われる諸行事等の際には、種々の催しの会場として用いられています。

渉成園(枳殻邸)の施設案内

 

園内

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    正面通

     

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    間之町通

     

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    入園口(西口)

     

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    受付

     

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    WC

     

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    駐車場

     

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    休憩所

     

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    駐車場

     

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    カラタチ(枳殻)

     

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    枝垂桜

     

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    案内図

     

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    高石垣

     

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    参道

     

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    庭園北口

     

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    臨池亭

     

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    滴翠軒(1)

     

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    滴翠(小滝)

     

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    檜垣の灯籠

     

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    茶室代笠席

     

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    チャノキ

     

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    亀石井戸(亀の甲の井戸)

     

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    園林堂(持仏堂)

     

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    偶仙楼跡(9)

     

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    中門

     

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    茶室蘆菴

     

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    蘆菴の春日灯籠

     

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    傍花閣(2)

     

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    侵雪橋(6)

     

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    北大島

     

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    源融ゆかりの塔(九重石塔)

     

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    睡蓮

     

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    供養塔

     

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    塩竃の手水鉢

     

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    茶室縮遠亭(7)

     

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    碧玉の石幢

     

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    五松塢(5)

     

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    塩釜

     

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    回棹廊(12)

     

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    紫藤岸(8)

     

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    獅子吼

     

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    丹楓渓(13)

     

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    句碑

     

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    鑓水

     

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    イブキ

     

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    臥龍堂(南大島)(4)

     

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    印月池(3)

     

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    ?風亭(大書院)

     

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    明治天皇御小休所枳殻邸石標

     

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    茶室漱枕居(11)

     

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    睡蓮

     

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    アヤメ

     

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    双梅檐(10)

     

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    WC

     

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    庭園南口

     

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    馬繋

     

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    大玄関

     

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    参道

     

渉成園(枳殻邸)の主な年間行事・カレンダー

年中行事

4月上

春の特別公開

 

4月上

春の渉成園と粥膳

 

4月上

あずきフェスタ

東本願寺での「春の法要」に合わせて開催
親鸞聖人が好きだったと言われる「あずき」をテーマにあずきを使用した和菓子・洋菓子・パンなどを扱う京都近郊の店舗が出店するほか、入園者に数量限定で「ぜんざい」のふるまいも

11月上

秋の特別公開

 

不定期

自然観察会

主に春と初冬に行われている模様

花ごよみ

 

梅(ウメ)

梅園「双梅檐(そうばいえん)」に紅白の梅

 

馬酔木(アセビ)

茶室「縮遠亭」の傍らに白い花

 

桜(サクラ)

 

 

雪柳(ユキヤナギ)

 

 

藤(フジ)

印月池の北東の畔に藤棚「紫藤岸(しとうがん)」

 

杜若(カキツバタ)

印月池の西南の漱枕居

 

睡蓮(スイレン)

10,600坪ある庭園の約1/6(1,700坪)を占める印月池を睡蓮が覆うように花をつける、同時期にはキショウブ(黄菖蒲)やカキツバタ(杜若)も見られる

 

紫陽花(アジサイ)

入口付近 高石垣の手前 休憩所付近

 

紫式部(ムラサキシキブ)

境内の東南を占める印月池の池畔、?風亭の正面

11月中~下

紅葉(こうよう)

石川丈山の作庭による庭園は十三景の見どころがあり、印月池を中心に四季折々の景観が楽しめるが、このうち十三景の十三「丹楓渓」は楓の紅葉が見事

 

銀杏(イチョウ)

庭園の北東にあるイチョウは高さ約27mで区民誇りの木に選定

渉成園(枳殻邸)の口コミ

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