「七福神」とは
「七福神(しちふくじん)」とは、恵美寿神(えびすじん)、大黒天(だいこくてん)、毘沙門天(びしゃもんてん)、弁財天(べんざいてん)、福禄寿神(ふくろくじゅじん)、寿老神(じゅろうじん)、布袋尊(ほていそん)の7人の神様のことを指し、幸運をもたらす福の神として信仰されている
そもそも日本で最初に民間信仰として七福神信仰がはじまったのは室町時代の京都でのことで、それが全国に広がっていったという(京都が七福神発祥の地)。
最初は大黒天と恵比須の2神が「二福神」として盛んに祀られていたが、室町中期頃に経典の「七難即滅、七福即生」や「竹林の七賢(中国晋代に世俗を避けて竹林で清談にふけったとされる七人の賢人)」を描いた「竹林七賢図」が流行したのに倣って5神を追加して七福神になったという。
江戸時代に入ると正月2日の夜に縁起の良い初夢を見るため、宝船に乗った七福神の絵を枕の下に入れる習慣もみられるように盛んになった。