雲龍図とは?
「雲龍図(うんりゅうず)」とは、龍が雲の間を飛ぶ様子を描いたもので、禅宗寺院の法堂の天井によく描かれています。
龍は仏教を守護する八部衆の一つでもあり「龍神」とも呼ばれています。
そして龍神は水を司る神であることから、住職が仏法を大衆に説くお堂である法堂(はっとう)の天井に龍を描くことで法(仏法の教え)の雨を降らす、あるいは堂を火災から守るという意味が込められているといいます。
京都では臨済宗の各派本山の雲龍図が特によく知られており、いずれもが巨大なもので迫力満点。通常一般公開されていないものや、期間限定で公開されるものなどもあります。