「新西国三十三箇所」とは
「新西国三十三箇所(しんさいごくさんじゅうさんかしょ)」とは、観音巡礼の一つで、1932年(昭和7年)に当時の大阪時事新報、神戸新聞、京都日日新聞の三都新聞連合が、近畿2府4県の寺院の中から聖徳太子の「和の道」を基本に一般読者の意見を取り入れて選定された(大阪12・兵庫15・京都4・奈良3・滋賀2・和歌山2)。
その後戦争により一時荒廃するも、戦後霊場を辞退した2つが入れ替わり、さらに1967年(昭和42年)に5ヵ寺を客番として迎え、現在は三十八ヵ所めぐりになっている。
一般読者から人気投票で選定されたが、いずれも由緒のある名刹ばかり。
西国三十三所観音霊場に定められている寺院は含まれていない。
一時期人気が廃れていたが、最近ではツアーも企画され巡礼として再興されつつある。