アクセス
周辺は住宅地に囲まれていますが、千本今出川の交差点の北西、北野天満宮の東側に位置しており、この2つを目印にして向かうと分かり易いかと思います。
「北野天満宮」からであれば、東門を出て目の前の「五辻通」をまっすぐ東へ300m、徒歩4~5分ほど進むと、すぐに境内の南側にある「山門」の前に到着することができます。
天満宮の東門を出て目の前を左右(南北)に走っているのが御前通で、それとは別に正面にY字の分岐があり、右はお茶屋なども多く見られる上七軒の花街で、左側にあるやきもちの天神堂からまっすぐ伸びる通りが五辻通です。
また「千本今出川」の交差点からであれば、「今出川通」を西へ250mほど進んで「上七軒」の6差路の交差点を右折して北へまっすぐ続く細い道を150m、徒歩2分ほど進めば、南側の「山門」前へ到着することができます。
ちなみに千本今出川の交差点から「千本通」を北へ1筋進んだ交差点を左折しても同様に南側の「山門」前に到着することができます。どちらにも分岐に「千本釈迦堂」の名前で道標があります。
最寄駅として嵐電「北野白梅町駅」を利用する場合は目の前の「北野白梅町」の交差点から「今出川通」をまっすぐ東へ進み、北野天満宮の前を通り過ぎて少し進むと同じように「上七軒」の交差点に出るので、ここを左折して北へ150mほど進めば、南側の「山門」前に到着します。
またバスを利用する場合は「上七軒」バス停で降り、同様に「上七軒」の交差点を北へ150m進むことになります。
車を利用する場合は境内の西側にある「七本松通」沿いの「西門」の方から入場することになります。
今出川通の「上七軒」の交差点から「上七軒」のすぐ右に斜めに伸びる道が「七本松通」なので、これを北へ進んでいくのが分かり易いかと思います。
境内
かつては広大な寺域を有し、境内の東側を千本通に面し、正門も千本通にあったといいますが、現在では規模縮小されて、境内南側に面する五辻通にある山門が正式な入口となっています。
五辻通沿いに「国宝 千本釈迦堂」と刻まれた石標があり、石畳の参道が奥へと伸びていて、これを進んでいくとほどなく山門前に到着します。
ちなみに手洗所は山門前左側にあります。
山門をくぐるとさらにまっすぐ参道が伸びていて、その正面に国宝の本堂がそびえるように建っています。
参道の左側には稲荷社と北野経王堂・願成就寺、右側には不動明王堂と、更に奥におかめ塚とおかめ像があります。
有名な阿亀桜(おかめざくら)は本堂の前、本堂の左側(西側)にぼけ封じ観音像や拝観・納経受付、そして寺宝を展示する霊宝殿の受付などがあり、更に奥へ進むと大師堂と西門があります。
周辺
千本通と今出川通の交差する「千本今出川」の交差点の北西に位置し、境内の西には学問の神様・菅原道真を祀る「北野天満宮」や桜の名所として有名な「平野神社」があります。
一方千本通を北へ進むと、閻魔像のある「千本ゑんま堂(引接寺)」や奉納された多くの釘抜きが印象的な「釘抜地蔵(石像寺)」といったユニークな特徴を持つ寺院を訪れることができます。