宗蓮寺(貴船菊の寺)
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宗蓮寺(貴船菊の寺)のみどころ (Point in Check)
京都市北区中川北山町、紅葉の名所として知られる高雄から周山街道を更に北へ進んだ北山杉の里として知られる中川集落にある浄土宗寺院。
山号は中尾山(なかおざん)で、本尊は阿弥陀如来。
室町末期、1477年()の「応仁の乱」の後、鎌倉・光明寺の僧・円誉道阿(えんよどうあ 1496-1584)が開山し、浄土宗の寺院として村人に教えを広めたといい、今日に至っても村の菩提寺として親しまれているといいます。
この点、天文年間(1532-54)、開山・円誉は、北山の中川の里で念仏修行の時、庵に遊びに来る多くの猿たちの首に「南無阿弥陀仏」と書いた名号を結びつけたお守りを災難除けと仏縁結縁のために授けたところ、ある日、漁師に命を狙われた猿がそのご利益で危難から救われ、一方で猿の命を狙った猟師・完又十郎が、その奇縁から改心し出家して僧となり、今まで殺生してきた動物たちの供養をして生涯を終えたといい、別名「猿名号の上人」と呼ばれていたといいます。
また近年は「花の寺」としても知られ、北山杉の林立する境内には春は山桜や台杉の下に石楠花やエビネ草、九輪草が咲き、秋には本堂奥の書院から栂ノ尾から連綿と続く北山杉の雄大な借景とカエデの紅葉を楽しむことができます。
更に最も有名なのが10月頃に境内に咲く「秋明菊(シュウメイギク)」で、貴船周辺に多く自生したことから別名「貴船菊(キブネギク)」とも呼ばれ、キク科ではなくキンポウゲ科アネモネ属の草花であることから英語では「ジャパニーズアネモネ」ともいいます。
現在は貴船でもあまり見られなくなってきているという希少な花で、当寺のものは京都で最も数が多いといい、初秋から秋にかけ白や薄紅の清楚で慎ましやかな花を咲かせて々の心を和ませてくれます。
また多くの北山杉に囲まれた境内の本堂前庭には、俳人・清崎敏郎(きよさき としお 1922-99)の揮毫による「磨かれて冬日まぶしむ杉丸太」と刻まれた「杉塚」も建立されています。
宗蓮寺(貴船菊の寺)の施設案内
境内
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門前寺号標
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山門
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参道
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本堂
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杉塚
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書院
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庭園
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鐘楼
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石仏群
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鎮守社
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周辺
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山城中川バス停
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関連
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宗蓮寺(貴船菊の寺)の主な年間行事・カレンダー
年中行事
月並行事
花ごよみ
桜(サクラ)●
- 10月中~10月下
秋明菊(シュウメイギク)
石蕗(ツワブキ)
紅葉(こうよう)●
宗蓮寺(貴船菊の寺)のレポート・旅行記
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