立体花壇「花と水のタペストリー」にホタルも楽しめる
1996年宇治市の南西、太陽が丘の西隣に開設。約1500種類、3200本を植栽。
日本最大規模の立体花壇・花と水のタペストリーを正面に春、夏、秋の季節ごとに分けられたゾーンと、熱帯・亜熱帯植物が年間を通じて楽しめる温室・緑の休憩所で構成。
夜の特別開園では夜桜見物のほか6月にはホタルの観賞も
宇治市植物公園のみどころ (Point in Check)
京都府宇治市広野町八軒屋谷、1996年(平成8年)に宇治市南西の太陽が丘西隣に開設された市立の植物公園。
10haの敷地面積に丘陵地ならではの起伏に富んだ敷地に壁泉や、水路など様々な工夫を凝らした施設を設置し、約1450種類、約3200本の植物を植栽しており、主に日本最大規模の立体花壇「花と水のタペストリー」を正面に春、夏、秋の季節ごとに分けられたゾーンと、熱帯・亜熱帯植物の花が年間を通じて楽しめる温室「緑の休憩所」などのある「緑の館」で構成されています。
「花と水のタペストリー」は幅62m、高さ18mの壮大な雛壇に3675基のプランターを並べ、宇治市にちなんだ風物や干支などを図案化し、季節に合った植物で錦絵模様が織りなされています。
また園内の南西部左側には梅、桜や一年草花壇など季節の花々が楽しめる「春のゾーン」、西側に修景池を中心に巨椋池系の花蓮を収集・展示している「夏のゾーン」、そして北東部右側にはモミジ、コナラ、アカマツなど、紅葉や木の実が楽しめる「秋のゾーン」が配されています。
更に東側の「緑の館」は季節に合わせた展示会や講習会などを開催スペースで、その他にも年間を通じて熱帯・亜熱帯植物の花が咲き誇る鑑賞温室や、喫茶「無憂樹」もある緑の休息所、花と緑に関する最新の参考図書1800冊にこどもの図書コーナーもあるライブラリー(図書室)といった施設が整備され、大人から子供まで楽しむことができるようになっています。
イベントや催し物も数多く開催されていて、春には枝垂桜区域のライトアップが行われ昼間とは違った夜桜見物が楽しめる「枝垂桜夜間無料公開」が行われているほか、初夏の「蛍ナイター」は2006年からスタートしたイベントで、ホタルに関する展示や夜にしか咲かない花を観賞できる温室区域のも夜間公開、また期間中の週末にはミニコンサートや模擬店なども開かれます。