三条大橋の東側で京阪と地下鉄東西線を結ぶ
1997年10月に開通した地下鉄東西線の駅。
開通直前までは滋賀県大津市の浜大津駅までを結ぶ京阪京津線の京津三条駅があった。
鴨川にかかる三条大橋の東側にあり、京阪電車の三条駅ともアクセス可能なほか、駅前はバスターミナルにもなっており交通の中心の一つ
地下鉄三条京阪駅のみどころ (Point in Check)
京都市東山区大橋町、三条大橋交差点下にある京阪三条駅より三条通をやや東へ進んだ所にある京都市営地下鉄東西線の駅。
1912年(大正元年)8月15日、京津電気軌道の三条駅から滋賀県の大津までを結ぶ京津線の「三条大橋駅」として開業したのがはじまり。
そこに1915年(大正4年)10月27日、大阪から北上してきた京阪電気鉄道の京阪本線の終点として「三条駅」が開業され、その後1925年(大正14年)に京阪による京津電軌の吸収合併で京阪電気鉄道の京津線となった後、1949年(昭和24年)11月に京津線の三条大橋駅と京阪本線三条駅が統合されて「三条駅」となります。
その後、1987年(昭和62年)に三条駅から「京津三条駅」と改称・分離された後、1997年(平成9年)10月12日に京都市営地下鉄東西線に京都市営地下鉄東西線の醍醐駅~二条駅間の開通と同時に「三条京阪駅」が開業し、京阪京津線の京津三条~御陵間の廃止に伴って京津三条駅も廃止され、現在は京阪本線・鴨東線の三条駅との連絡駅となっています。
なお廃止された京津三条~御陵間については、京阪京津線が御陵駅から京都市営地下鉄東西線に乗り入れており、東西線で御陵駅まで行き、そこから京阪京津線で大津方面へ向かうこととなります。
ホームは島式1面2線の地下駅で、京阪の三条駅の下を通るため地下4層に設置されており、また京阪本線・鴨東線の三条駅とは地下の改札外コンコースを通じて繋がっており、両駅でターミナルを形成しています。
駅名の「三条京阪」は地下鉄の開業以前からバス停の名称や地域名として使用されていたもので、京阪の三条駅前のことを三条通京阪前と呼んでいたものが変化したのだといい、駅名に他社の路線名が付いているのは珍しいといいます。