西光寺(西光密寺)

西光寺(西光密寺)

 

 

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西光寺(西光密寺)とは?(基本データ)

名前
西光寺(西光密寺)(さいこうじ(さいこうみつじ))
エリア
南丹
ジャンル

寺社 紅葉 六斎念仏

建立・設立
756年(天平勝宝8年)
創始者
良弁
宗派
真言宗大覚寺派
山号
飯盛山(いいもりさん)
本尊
阿弥陀如来
寺紋
 
札所等
船井ごおり三十三ヶ所観音霊場 第21番札所
アクセス
  • JR嵯峨野線(山陰本線)「吉富」駅下車 徒歩約15分
  • 京都縦貫自動車道「八木西IC」より車で約3分
駐車場
50台(無料)
拝観料
無料
お休み
無休
拝観時間
境内自由
住所
〒629-0161
京都府南丹市八木町美里中石谷9
電話
0771-42-3417
FAX
-
公式サイト
南丹市の神社・仏閣 京都府
花だより 南丹市八木町観光協会

西光寺(西光密寺)の地図

西光寺(西光密寺)のみどころ (Point in Check)

京都府南丹市八木町美里中石谷、JR吉富駅より田園の広がる府道408号を北東へ約1km進んだ先、桂川と園部川が合流する地点のやや北側にある真言宗大覚寺派の寺院。
山号は飯盛山、本尊は阿弥陀如来。

奈良時代の756年(天平勝宝8年)に奈良・東大寺を開創したことで知られる華厳宗の高僧・良弁(ろうべん 689-774)の開墓により創建。

高雄の「神護寺」の末寺として栄え、袈裟御前との悲恋の主人公であり神護寺を復興したことでも知られる文覚(もんがく 1139-1203)が僧侶になる儀式である得度をした寺院でもあり、その縁から境内には神護寺より移植された紅葉が多数植えられていて、秋になれば本堂を覆い尽くすように植えられた数百本の紅葉が七色に映える美しい景観を楽しむことができ、南丹市指定の「もみじ寺」とされています。

また平安末期の第77代・後白河天皇(ごしらかわてんのう 1127-92)の第7皇子である第80代・高倉天皇(たかくらてんのう 1161-81)が勅願寺とした寺院で、幾度も訪れて自身で参道を歩いて参拝したと伝わり、また天皇が当山を参拝した際に山間より湧き出た清水を飲み、その美味しさから名付けたという「玉泉」は現在も当山を潤し、更に庭園にある滝は「玉泉紅葉の滝」と名付けられ参拝者に安らぎをもたらしています。

現在の本堂は棟札から江戸後期の1804年(文化元年)の再建とみられ、南丹市指定文化財に指定。
堂内に本尊・阿弥陀如来や観音菩薩、不動明王などを祀り、欄間に飾られている幅約10mの欅材で造られた巨大な阿吽の龍の彫刻は、丹波を代表する彫物師・中井権次一統の6代目によるものだといいます。

また毎年お盆の時期の夜に「西光寺六斎念仏」が奉納されることでも知られています。

「六斎念仏」は太鼓や鉦を打ち「南無阿弥陀仏」の念仏を唱えながら踊る民族芸能で、平安中期に空也上人が一般庶民に信仰を広めるために始めたと伝わる踊念仏に起源を持ち、月に6日ある忌み日「六斎日」に行われたことから「六斎念仏」と呼ばれるようになったそうです。

室町中期頃からは能や狂言も採り入れられ大衆化、現在は京都市内を中心に六斎日に関係なくお盆の前後や地蔵盆に行われていますが、丹波の地で行われているのは珍しいといいます。

約280年前の江戸中期に始まったといわれる歴史を持ち、戦後中断されていましたが、地元の人による六斎念仏保存会が結成され、1985年(昭和60年)には、京都府無形民俗文化財にも指定されています。

「西光寺六斎念仏」では浴衣姿の保存会の男衆が念仏を唱えながら鉦の音に合わせて太鼓を打ち鳴らし、念仏で始まり念仏で終わるといわれ、前奏の「六鼓」、後奏の「花振」の2曲に分かれて奉納されます。

西光寺(西光密寺)の施設案内

 

境内

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    寺号標

     

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    入口門

     

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    参道

     

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    墓地入口

     

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    参拝者用休憩所

     

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    鐘楼門

    「西光寺」の扁額

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    参道

     

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    庫裏

     

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    駐車場

    参道の途中右

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    不動明王

    石段右脇にある石像

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    玉泉紅葉の滝

    不動明王と弘法大師像の間にある滝で、大日如来を表現しているという
    第80代・高倉天皇(たかくらてんのう 1161-81)が当山を参拝した際に山間より湧き出た清水を飲み、その美味しさから「玉泉」と名付けたことにちなんだ滝

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    弘法大師

    石段右手にある石像

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    境内社

     

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    石段

     

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    手水舎

    本堂前

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    阿弥陀堂(本堂)

    江戸後期1799(寛政11年)の再建で、南丹市指定文化財に指定
    入母屋造、桟瓦葺、妻入で、正面には唐破風の向拝を付け、擬宝珠高欄付の切目縁をめぐらしている
    入口に「飯盛山」の扁額が掛かり、堂内には本尊・阿弥陀如来や観音菩薩、不動明王などを祀る
    また欄間に飾られている幅約10mの巨大な阿吽の龍の彫刻は、丹波を代表する彫物師・中井権次一統の6代目によるものだという

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    歌碑

     

関連

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    文覚池

    室橋地区の西部、筏森山の北例に位置する用水池

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    文覚ふれあい公園

    文覚池のほとりにあるキャンプ場

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    文覚堂(通り堂)

    文覚池の東にある室橋地区を流れる「新庄用水」の流れの上に建てられた堂
    橋としての機能も兼ねることから「通り堂」とも呼ばれる
    文覚が干害に苦しむ民を見て、文覚池や新庄用水を作り、村人たちはその恩を忘れないために橋の上にお堂を建立したと伝わる

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    神護寺

     

周辺

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