京都市左京区八瀬近衛町、叡山八瀬比叡山口駅の約1km北にある神社。
1954年(昭和29年)11月24日に祭神・九頭竜弁財天大神が開祖・大西正治朗(1913-88)の夢枕に立ち、神託を受けて八瀬の地に小さな祠を建てたのがはじまり。
開祖の大西正治朗による信者一人一人の悩みと向き合う「おつなぎ」と呼ばれる対談で数多の奇蹟を頂いたという信者も多く、近年に創建された新しい神社ですが、俳優の藤田まことなどの著名人も熱心に参拝に訪れているほか、プロ野球の阪神タイガースもしばしば必勝祈願に訪れているといいます。
また精密小型モーターの分野で世界的シェアを誇る日本電産を創業した永守重信(ながもりしげのぶ 1944- )は倒産危機に陥った時に当社にて鑑定を受けて経営危機を乗り越え大成功を収めたといい、2005年(平成17年)9月13日に神社の正面石鳥居を奉納しているほか、信者相談役も務めているといいます。
祭神の九頭竜弁財天大神は人生を幸いに導く慈悲の女神で、除災招福、八方塞がり除け、厄除け、開運、商売繁盛、病気平癒などのご利益があるとされ、発祥当初より伝えられている本殿を時計回りに9回まわる「お千度」と呼ばれる独特の参拝作法が有名で、本殿の傍らにある箱の中の竹の棒を9本取って、本殿の周囲を一周するごとに一本ずつ返しつつ願い事をし、全て返し終わると願い事が叶うといわれています。
またまたおみくじも大吉や中吉、小吉といったスタイルではなく、自身が願い事に対し祭神より言葉をもらうという独特な形だといいます。