京都市右京区太秦下刑部町、御池通の西の突き当たり、葛野大路三条交差点から天神川三条を経て北へと進路を変えた三条通が合流する「三条御池」交差点と御池通と天神川通(国道162号)の交差する「天神川御池」交差点との間の地下にある京都市営地下鉄東西線の駅。
東西線の西側の現在における終着駅であり、また京福電気鉄道(嵐電)の嵐山本線の「嵐電天神川駅」との接続駅で、京都市営地下鉄PRプロジェクト「地下鉄に乗るっ」のアニメの関連キャラは主人公の「太秦萌」とその姉の「太秦麗」。
この点、駅名については>近くに天神川・天神川通が南北に通ることから「天神川駅」を仮称としていましたが、地元の要望にも配慮して公募することとなり、1位が「天神川」で51%、2位が地域名の「太秦」で12%の得票を獲得したことから、その両者を併せて「太秦天神川駅」とされたといいます。
2008年(平成20年)1月16日に京都市営地下鉄東西線の二条駅~太秦天神川駅の区間が延伸・開業したのに合わせ、その終着駅として設置されたのがはじまり。
その後、同年3月28日に当駅と四条大宮駅~嵐山駅の間を結ぶ嵐電の嵐山本線とを接続させるため、蚕ノ社駅~山ノ内駅の間に「嵐電天神川駅」が新たに設置されたことで、嵐電と地下鉄東西線が接続されたことに加えて京阪京津線の乗り入れ区間も京都市役所前駅から同駅に延伸したことから、京阪京津線・石山坂本線の沿線から嵐山・嵯峨野方面へのアクセスも向上。
またこれに加えて駅の開通に合わせて右京区の新たな拠点となる再開発施設として、2008年(平成20年)2月に複合施設「サンサ右京」が竣工し、一部は分譲マンション化された住宅棟となっていますが、行政棟には区役所、福祉事務所、保健センターなどで構成される右京区総合庁舎や京都市交通局本庁舎、右京地域体育館、右京中央図書館が入居し、数多くの住民に利用されています。
地下1階にコンコース、地下3階に島式ホーム1面2線を有する地下駅で、太秦天神川駅前交差点を中心に1から4番までの出入口が設けられ、このうち2番出入口前がサンサ右京の入口で、3番出入口のエレベーターとエスカレーターが嵐電天神川駅への乗り換えに便利となっています。