花園今宮神社とは?(基本データ)
- 名前
- 花園今宮神社(はなぞのいまみやじんじゃ)
- エリア
- 衣笠・御室・花園・太秦
- ジャンル
- 建立・設立
- 1015年(長和4年)
- 祭神
- 素戔鳴命(すさのおのみこと)
- ご利益
- 厄除開運・家内安全・学業成就・国土安寧
- 例祭
- 10月第3日曜(今宮祭(例大祭))
- 神紋・社紋
- アクセス
- 駐車場
- 拝観料
- 無料
- お休み
- 拝観時間
- 境内自由
- 住所
- 〒616-8042
京都府京都市右京区花園伊町17 - 電話
- 075-463-2463
- FAX
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- 公式サイト
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京都市右京区花園伊町、丸太町通沿いのJR花園駅から北へすぐ、妙心寺の南西側にある花園および太秦安井一帯の産土神として知られる神社。かつては「祇花園社(ぎけおん)」「花園社」などとも呼ばれていたといいます。
「百錬抄」によると、平安中期、三条天皇の代の1015年(長和4年)に流行した疫病を鎮めるため、疫神の託宣により創建されたといい、その後第70代・後冷泉天皇の1052年(永承7年)にも疫病が流行したため、再び御霊会が行われて当地に社殿が造営されました。祀られた場所は疫神が侵入する平安京の西の入口・西京極大路の北に続く道だといいます。
その後、神仏習合期には仁和寺や法金剛院の鎮守社とされましたが、明治初期の「神仏分離令」の後は厄除神の今宮大名神として、花園・太秦安井の地域一帯の産土神となっています。
現在の本殿および拝殿、そして末社・松尾社は江戸初期の1644年(寛永21年)に後陽成天皇の第一皇子である仁和寺門跡の覚深法親王(かくしんほっしんのう 1588-1648)が3代将軍・徳川家光の援助の下に仁和寺を再興した際にその一貫として造営されたと考えられており、それを裏付けるかのように神社所蔵の棟札に寛永21年の年号と「大壇主征夷大将軍源家光」「大法主長吏入道一品大王覚深」の銘が残されていて、貴重な遺構として本殿が京都市指定有形文化財にも指定されています。
その後も何度かの改修が行われていて、2014年(平成26年)には創建1000年の記念事業として、屋根や松尾社、手水舎などが修復されました。
行事としては毎年10月第3日曜に開催される例大祭(秋祭)における神輿渡御が有名で、前夜祭では「花園道心太鼓」が奉納されるほか、当日の巡幸では午前中に子供神輿、午後からは本神輿・獅子舞が妙心寺の門前ほか氏子区域を練り歩きます。
ちなみに有名な北区紫野にある今宮神社とは同時代に同じ疫病封じのために建立された来歴がありますが、直接的な繋がりはなく、摂社・末社等の関係でもないといいます。
鳥居くぐって右手
末社
鳥居くぐって左手
前夜祭では「花園道心太鼓」の奉納
当日の巡幸では午前中に子供神輿、午後からは本神輿・獅子舞が妙心寺ほか花園・安井の両地区の氏子区域を練り歩く
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