京都市右京区西京極新明町にある都市公園。
北側は五条通に面し、南東側に阪急・西京極駅が隣接する立地にあり、周辺住民の憩いの場にもなっている公園です。
1930年(昭和5年)、都市公園法に基づく市営総合運動場として着工、12年かけ1942年(昭和17年)に完成。
現在の総面積は18万0857平方メートルと、広大な敷地を有しています。
陸上競技、野球、各球技等の競技ができる施設を有し、京都におけるスポーツの中心地として知られ、とりわけ2万人を収容する日本陸上競技連盟第1種公認の「陸上競技場兼球技場」は、同競技場を発着として冬の都大路を駆け抜ける「全国高校駅伝(全国高等学校駅伝競走大会)」や「皇后盃・全国女子駅伝(全国都道府県対抗女子駅伝競走大会)」、2012年(平成24年)にはじまった「京都マラソン」のスタート会場として全国に知られています。
またJリーグ・京都サンガF.C.のホームスタジアムとして利用されている他、大学ラグビーや関西アメフトなど、年間を通して様々な競技大会が行われ、多くの観客が来場します。
他にも野球場「わかさスタジアム京都」ではプロ野球の公式試合が不定期で開催されるほか、高校野球の京都府予選、女子プロ野球などを開催。
京都市体育館「ハンナリーズアリーナ」ではバスケットボールbjリーグ・京都ハンナリーズのホームゲームも開催されています。
「京都国体(国民体育大会)」の主会場にもなっており、記念すべき1946年(昭和21年)の第1回大会および1988年(昭和63年)の第43回大会を開催。全国身体障害者スポーツ大会でも主会場となりました。
その他にもこれまでに様々な大会の歴史を刻んでおり、園内にはh京都国体炬火台や女子マラソンのメダリスト有森、高橋、野口各選手の跡型レリーフなど、陸上競技場の周囲を中心に多くのモニュメントが点在しています。
2002年(平成14年)には公園南側が拡張され、国際規模の競技大会や健康増進の場として利用できる「京都アクアリーナ」がオープンし、プール、アイススケートリンク、フィットネスルーム、アーチェリー場などが新たに設置されました。
ジョギング・ウォーキングのコースマップと距離表示板に加え、無料のコインロッカーも設置されていて、市民が手軽にスポーツを楽しむことができる環境が整い、幅広い年齢層に親しまれています。
また自然豊かな園内には、樹名板を備えた数多くの樹木が成育しており、野鳥のさえずりを聞きながら散策することもできるほか、芝生でピクニックを楽しむことも。
春は桜、秋は紅葉やイチョウが美しいことでも知られています。
毎年秋には体験型スポーツイベント「みんなのスポーツフェスタ」を開催。
参加費無料で参加でき、家族連れはもちろん、子供から老人まで気軽に参加できるイベントとして人気を博しています。