松尾大社の前、世界遺産の苔寺へのアクセスにも便利
桂駅と嵐山駅の間にある阪急嵐山線の駅。四条通の西の端にある松尾大社の鳥居の前、松尾橋の西詰にある。
松尾大社のほか梅宮大社、世界遺産の苔寺(西芳寺)、鈴虫寺などの寺社仏閣へのアクセスにも便利。
2013年12月に「松尾大社」駅に改称
阪急松尾大社駅のみどころ (Point in Check)
京都市西京区嵐山宮ノ前町、四条通の西の突き当たりに鎮座する松尾大社の大鳥居前の「松尾大社」交差点の東南角、四条通沿いの桂川に架かる松尾橋西詰に位置する阪急電鉄嵐山線の駅。駅スタンプは松尾大社。
1928年(昭和3年)11月9日、新京阪鉄道の嵐山線開通と同時に「松尾神社前駅(まつおじんじゃまええき)」として開業。
1930年(昭和5年)9月に会社合併により京阪電気鉄道(京阪)の駅となり、更に1943年(昭和18年)10月、戦時中の企業統合政策によって京阪電気鉄道と京阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)が合併すると阪急の駅となり、戦後に京阪は再び分離独立したものの、そのまま阪急嵐山線の駅として現在に至っています。
そして駅名はその後1948年(昭和23年)1月に「松尾駅(まつおえき)」と改称された後、2013年(平成25年)12月21日より「松尾大社駅」と改称されていますが、この点、駅名の由来となった松尾大社は正式には「まつのおたいしゃ」ですが、通称の「まつおたいしゃ」の読み方が採用されています。
相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、駅舎や駅名標、ベンチなどが木目調のレイアウトで、灯籠が吊り下げられるなど和風でレトロな造りになっているのが阪急の駅としては珍しく特徴的です。
またホームの横は桜並木になっていて、春には美しい桜を楽しむこともできます。
そして改札は北の四条通側に西改札と東改札があり、駅を出るとすぐ目の前に松尾大社の大鳥居を目にすることができ、大鳥居をくぐって参道を西へ進むと松尾大社の本殿へと続いていきます。
松尾大社以外では桂川に架かる松尾橋を渡って四条通を東へやや進んだ所に四季折々の草花が楽しめる神苑のある梅宮大社があるほか、駅の南方には世界遺産の西芳寺(苔寺)や鈴虫説法で有名な鈴虫寺(華厳寺)、竹の寺として知られる地蔵院などの寺社仏閣があり、合わせて参拝するのもおすすめです。