京の七口「丹波口」に由来する五条通沿いの駅
五条千本の交差点、五条通に面するJR山陰本線(嵯峨野線)の駅。京都駅と二条駅の間の駅で駅名は京の七口の一つ「丹波口」に由来する。
京都市中央卸売市場第一市場や京都リサーチパーク、花街の嶋原などが近く、南は梅小路公園や京都水族館などにも近い
JR丹波口駅のみどころ (Point in Check)
京都府京都市下京区中堂寺南町、五条通とかつての朱雀大路である千本通の交差する「五条千本」の交差点にあるJR山陰本線(嵯峨野線)の駅。
嵯峨野線の梅小路京都西駅と二条駅の間の駅で、駅名は山陰道から京都に入る際の出入口で「京の七口」の一つとしてかつては関所が設けられていた「丹波口」に由来するものです。
1897年(明治30年)4月27日、それまで二条~嵯峨間であった京都鉄道が二条駅から大宮駅へ延伸されるのに伴って開業された駅で、同年11月には更に京都駅まで延伸されています。
そして1907年(明治40年)8月1日に京都鉄道が国有化された後、1987年(昭和62年)4月1日の国鉄分割民営化によって西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となっており、また1976年(昭和51年)に高架化、2009年(平成21年)には複線化され、高架化された際に北へ500mの位置に移転され現在に至っています。
この点、五条通沿いの駅入口前には高架化を記念した「京都二条間高架化工事竣功記念碑」が建てられています。
島式ホーム1面2線を有する高架駅で、1階が改札口で2階がホームとなっており、普通列車のみが停車する駅ですが、京都市中央卸売市場第一市場やベンチャー企業が多く入居する京都リサーチパークなどがあるほか、花街の嶋原なども近く、また南は梅小路公園や京都水族館などにも近い立地となっています。
駅のスタンプは以前は「梅小路蒸気機関車館のある駅」というスタンプでしたが、2015年(平成28年)8月に梅小路蒸気機関車館が京都鉄道博物館へのリニューアルのため閉館された際に「新選組ゆかりの壬生寺のある駅」に変更されています。