夜桜電車も楽しめる嵐電名物「桜のトンネル」
京福電鉄(嵐電)北野線の鳴滝~宇多野間の約200mに及ぶ約70本の桜並木の通称。
1926年3月に北野線の全線開通を記念して植栽されたもので、毎年桜の時期には電車内から桜を眺める乗客と、線路脇からシャッターを構えるカメラ好きとで賑わう
鳴滝 桜のトンネルのみどころ (Point in Check)
京福電鉄(嵐電)北野線の「鳴滝」駅から「宇多野」駅の間の線路の両脇に約200m続く桜並木で、「桜のトンネル」と呼ばれ親しまれています。
この点、嵐電北野線は四条大宮駅と嵐山駅を結ぶ嵐山線との乗り換え駅となる「帷子ノ辻」駅から、撮影所前、常盤、鳴滝、宇多野、御室仁和寺、妙心寺、龍安寺、等持院、そして終点の「北野白梅町」駅までを結んでいる路線です。
桜は染井吉野(ソメイヨシノ)を中心に約70本あり、例年3月下旬~4月上旬にかけての見頃の時期には車内から桜のトンネルを楽しめるほか、沿線の線路脇の撮影スポットから桜並木を駆け抜ける電車の姿を撮影しようと、多くの撮り鉄や観光客が押し寄せます。
ちなみに撮影スポットは踏切と線路の両脇に1箇所ずつの2箇所見学できる場所がありますが、安全対策のため現在は柵が設置され警備員も配置されており、両者を行き来するには踏み切りを経て大きく迂回する必要があるので注意が必要です。
ただし電車は上下線を合わせて約10分~20分間隔に2回は通るので、焦らずにじっくり撮影することができます。
また嵐電では春の風物詩として桜の満開に合わせて夜間ライトアップを行うとともに「夜桜電車」を運行。
桜並木を通過する際には低速運転を行うとともに車内灯が消され、車窓から闇に浮かぶ幻想的な夜桜を眺めることができます。
この他にも嵐電では桜の時期に北野線の桜の名所である仁和寺と平野神社の社紋を外観にラッピングし、車内に桜の造花の装飾を施した「桜電車」の運行も行っており、併せて楽しむことができます。