直指庵
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「想い出草」ノートが参拝者に人気の隠れた紅葉の名所
浄土宗の寺院で大覚寺からさらに北に1km、奥の北嵯峨の竹林の中にひっそりと佇む小庵。 参拝客が自由に思いを綴るノ-ト「想い出草」が人気で累計5000冊以上。 紅葉の隠れた名所としても知られ、緑の孟宗竹と真っ赤に染まった紅葉のコントラストは絶妙
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直指庵のみどころ (Point in Check)
京都市右京区北嵯峨北ノ段町にある浄土宗の寺院。
嵐山の北方にある大覚寺よりもさらに北に進んだ嵯峨野の最北、奥嵯峨野に位置する、静かな竹林にひっそりと囲まれた小さな草庵を中心とした寺院です。
江戸初期の1646年(正保3年)、臨済宗の僧で明国の高僧・隠元隆琦(いんげんりゅうき)より黄檗禅を学んだ独照性円(どくしょうしょうえん)が草庵「没蹤庵」を結んだのがはじまり。
隠元を直指庵に請じてからは伽藍も建立されて大寺院となりますが、「直指人心 見性成仏(じきしにんしん けんしょうじょうぶつ)」の禅の教えに従い、あえて寺号はつけずに「直指庵」としたといいます。
ちなみに上記の言葉は要約すると「直ちに自分の心を指してみなさい、そこには仏になる性(種)があるから」という意味で、不都合や困難な事に直面した時こそ、人や社会のせいにせず、仏様を拝むことで自分自身と向き合う時間を持ち仏性を磨いていきなさいという有難い教えとなっています。
その後は次第に衰退し、一時は独照の墓堂を残すだけとなりましたが、幕末になると尊皇攘夷運動家で幕末に13代将軍・徳川家定の正室・篤姫の義母にもあたる近衛家の老女・津崎村岡局(むらおかのつぼね)が再建。
浄土宗の寺となるとともに、土地の子女の訓育に尽力するなどし現在に至っています。
この点、再興時の建物は明治年間に消失しており、現在の建物はその後1899年(明治32年)に地元の有志らによって再建されたものです。
入口の門をくぐり静かな竹林の小道を進んだ先にある境内には、葦葺(よしぶき)の屋根の本堂やおよび道場(阿弥陀堂)のほか、開山堂や水子地蔵尊、愛逢い地蔵尊、想い出草観音像などがあるほか、開山堂への道の途中には与謝野晶子の「夕ぐれを花にかくるる子狐のにこ毛にひびく北嵯峨の鐘」の歌碑も建っています。
中でも本堂に置かれた「想い出草」ノートが有名ですが、これは来訪した参拝者が自由に思いの丈を綴ることができるもので、1965年頃から始まったとされ、様々な悩みや心の痛み、想い出などが綴られ、これまでに書かれたノートはなんと5000冊以上に上るといいます。
ちなみにこれらのノートは道場(阿弥陀堂)にて行われる春と秋の特別公開の際に寺宝とともに公開されることがあるそうです。
またこれに関連して境内の奥には1983年(昭和58年)にに建立された高さ2.4mの「想い出草観音像」も安置されており、柔和で優しいお顔立ちをした観音様は、ここを訪れた方々をノートに書かれた苦しみや悲しみから救ってくださるといいます。
この他にも本堂左手にある「愛逢地蔵」は、二人で仲良く寄り添い合う姿が微笑ましく、縁結びやあ恋愛成就にご利益があるといい、また本堂横の小さな池は天然記念物の「モリアオガエルの生息地」で、初夏から夏にかけて池周囲の樹木に卵を産みつけますが、この卵は別名「延命小袋」といい、一目見るだけで寿命が延びると伝わっています。
竹林に囲まれた境内では四季折々の草花が楽しむことができますが、とりわけ秋には隠れた紅葉の名所としても有名。
11月中旬になると秋の深まりとともに境内の楓が緑から黄色、オレンジ色から朱色、そして燃えるように色鮮やかな真っ赤な紅色に染まっていく風景は必見で、道場(阿弥陀堂)の庭から眺める紅葉や開山堂付近の紅葉、葦葺の本堂の庭から眺める紅葉などが見所です。
更に12月上旬には散り行く真っ赤な紅葉を鑑賞することもでき、特に本堂前にある小さいながらも苔の美しいひっそりとした庭を埋め尽くす「散り紅葉」がおすすめです。
直指庵の施設案内
主要伽藍
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分岐
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山門
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石標
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門
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受付
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参道
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分岐
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参道
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竹林
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分岐
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参道
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紅葉
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道場(阿弥陀堂)
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石庭
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墓地
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想い出草観音像
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釈迦涅槃図
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石塔群
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参道
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水子地蔵尊
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勤王の女傑村岡局の墓
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待合
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石段
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与謝野晶子歌碑
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開山堂
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亀石
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竹林
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参道
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モリアオガエルの池
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庵
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二河白道の庭
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愛逢い地蔵
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本堂
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中庭
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紅葉
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紅葉
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参道
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灯籠
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東司
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歌碑
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周辺
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北嵯峨
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参道
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参道
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道標
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嵯峨天皇山上陵
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嵯峨陵
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参道
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道標・石標
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参道
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道標
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北の段橋
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有栖川
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参道
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大覚寺第2駐車場
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道標
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大覚寺
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大覚寺バス停
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大覚寺駐車場
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WC
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JR嵯峨嵐山駅
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嵐電嵐山駅
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直指庵の主な年間行事・カレンダー
月並行事
- 毎月23日
水子供養・竹林説法
13:00より
花ごよみ
直指庵のレポート・旅行記
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