京都文化博物館

京都文化博物館

京都の歴史や文化をわかりやすく紹介する博物館

京都の歴史と文化を紹介する文化施設として1988年開館。総合展示のほか様々な特別展を年間を通じて開催。 館内には江戸末期の京町家の表構えを復元したろうじ店舗や明治の洋風建築を活用した別館店舗があり食事やショッピングも楽しめる。 赤れんがの別館は旧日本銀行京都支店の建物で重文

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京都文化博物館とは?(基本データ)

名前
京都文化博物館(きょうとぶんかはくぶつかん)
エリア
三条寺町・四条河原町
ジャンル

博物館・美術館・資料館 近代建築

建立・設立
[京都文化博物館] 1988年(昭和63年)10月1日
[別館] 1906年(明治39年)
設計
[別館] 辰野金吾・長野宇平治(辰野の弟子)
アクセス
  • 京都市営地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅下車 5番出口より三条通を東へ徒歩3分
  • 京都市営地下鉄東西線「烏丸御池」駅下車 5番出口より三条通を東へ徒歩3分
  • 阪急京都線「烏丸」駅下車 16番出口より高倉通を北へ徒歩約7分
  • 京阪本線・鴨東線「三条」駅下車 6番出口から三条通を西へ徒歩約15分
  • 京都市営バス「堺町御池」(15・51号系統)下車 徒歩約2分
  • 京都バス「烏丸御池」(45・61・62・63・64・65系統)下車 徒歩約3分
  • JRバス高雄・京北線「烏丸御池」下車 徒歩約3分
  • 名神高速道路「京都南IC」より車で約20分
駐車場
自家用車36台分 1時間400円、以後30分毎200円(現在休止中)
9:00~20:00
拝観料
■総合展示
├大人 500円(団体400円)
├大学生 400円(団体320円)
└高校生以下 無料
※団体割引は20名以上
■特別展
└催しごとに異なる
■別館
└入場無料
お休み
月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
年末年始(12/28~1/3)
7/16、8/12臨時閉館
拝観時間
■総合展示
10:00~19:30(受付19:00まで)
■特別展
10:00~18:00(受付17:30まで)
※金曜は19:30まで
■別館
10:00~19:30(各種イベント時は別)
■ろうじ店舗
店舗によって異なる
住所
〒604-8183
京都市中京区高倉通三条上ル東片町623-1(三条高倉)
電話
075-222-0888
FAX
075-222-0889
公式サイト
京都府京都文化博物館
京都文化博物館 Twitter
京都文化博物館 Facebook
京都文化博物館 Instagram
旧日本銀行京都支店 文化遺産オンライン
歴代営業所の紹介 日本銀行京都支店

京都文化博物館の地図

京都文化博物館のみどころ (Point in Check)

京都市中京区高倉通三条上ル東片町、烏丸御池やや南東の三条高倉交差点角にある歴史博物館で、「京都」の歴史と文化の紹介を主目的として考古・民俗史料や美術工芸作品、映像などを展示・公開する総合的な文化施設。運営は財団法人京都文化財団。

1988年(昭和63年)10月、安建都1200年記念事業の一環で、千年余の都として日本文化の形成に大きな役割を果たした京都の歴史と文化をわかりやすく紹介することで京都の優れた伝統文化に触れるとともに、新しい文化の創造力を呼び起こすため、京都府立総合資料館などの機能を統合する形で開館しました。

その後、2011年(平成23年)7月に「国民文化祭・京都2011」の開催を控えて「ほんまもん」を体感できる博物館として全面リニューアルがなされ現在に至っています。

建物は主に三条高倉交差点角に建つ赤レンガ造の建物と、その北隣に新たに建てられた地上7階地下1階建ての鉄筋コンクリート造の建物の2つで構成されていて、前者が別館、後者が本館として使用されています。

まず本館4階の「特別展示室」では年間を通じて斬新で魅力のある企画による多彩な「特別展」が開催されているほか、2・3階の「総合展示室」では京都の歴史や美術工芸を幅広く展示。

このうち2階の展示室は「京の至宝と文化」「京のまつり」「京の歴史」の3つのゾーンに分けられ、平安から明治・大正期までの京都の歴史の流れや祭りについて模型や資料を使って分かりやすく紹介されており、また大画面に京都の街が移り変わっていく様子を再現映像で映し出す「絵巻回廊」も見ものです。

その他にも京都日本画家協会の作家の作品や、京都御所近くにある冷泉家の蔵に蓄積されてきた勅撰集や私家集など、京都ゆかりの優れた芸術作品や美術工芸品、歴史資料などを折々の企画に合わせて紹介するほか、、3階にある「フィルムシアター」では京都府が所蔵するモノクロの日本の古典・名作映画の上映を行うほか、映画の街でもあった京都にまつわる映画関連の資料の展示も行われています。

また展示の他にも本館1階にはフリーゾーンとして江戸末期の京の町家格子の町並みを再現した京言葉で路地のことを指す「ろうじ」の名前のついた商業施設で京都の老舗の飲食店やお土産物屋などの店が軒を連ねる「ろうじ店舗」や、アートに関連する様々なグッズや京の伝統工芸品等を販売する「ミュージアムショップ」があり、食事やショッピングを気軽に楽しむことができます。

一方、本館の南側、三条通に面する赤れんが造りの「別館」は、1906年(明治39年)に日本銀行本店や東京駅も手掛けた建築家・辰野金吾とその弟子・長野宇平治の設計で「日本銀行京都支店」として建造された後、1965年(昭和40年)に河原町二条に移転されるまで使用されていました。

その後1968年(昭和43年)より私立の博物館「平安博物館」として利用されていましたが、当博物館の開設にあたって財団法人古代学協会から京都府に寄贈され、別館展示室として活用することとなったもので、明治期を代表する近代洋風建築として1969年(昭和44年)に国の重要文化財に指定されています。

ちなみに建物が面する「三条通」は、鴨川に架かる三条大橋が江戸時代には東海道の西の起点とされるなど当時はもっとも栄えていた通りで、明治期に入ってからも商業・金融の中心地として集書院、郵便局、商店、銀行、保険会社などの建物が欧米から取り入れた洋風の建築技術を使って数多く建てられました。

1912年(明治45年)に四条通や烏丸通が拡幅されたのを受けて、メインストリートとしての地位は譲ることとなりましたが、それがかえって多くの歴史的建造物を残すことになり、現在も多くの洋風建築が明治期の近代建築として文化財に指定・登録されていて、また三条通の新町通から寺町通の一帯についても京都市の「界わい景観整備地区」に指定されています。

そして「別館」は元々銀行として建造されたこともあってか、美しく頑丈なレンガ造の構造に入口には重厚な雰囲気を醸し出す鉄の扉が設置され、内部は白壁に木製の格天井や手すりなどがレトロな雰囲気を醸し出しており、銀行として使用されていた当時の面影が色濃く残されています。

当博物館のシンボル的存在として公開され、当時所長室や応接室であった場所にはギャラリーやショップが入居し、営業室であった場所はホールとなって展示会や音楽会、コンサートの会場などとしても幅広く活用されていて、また中庭に面する旧金庫室は改修されて京都の老舗喫茶店の「前田珈琲 文博店」が営業を行っています。

京都文化博物館の施設案内

 

本館1階

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    本館入口

    高倉通沿い

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    総合案内

     

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    階段

     

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    別館への連絡通路

     

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    エスカレータ

     

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    エレベータ

     

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    ミュージアムショップ

    京都 便利堂

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    ろうじ店舗入口

     

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    ろうじ店舗

    楽紙館・京丹山・なだ万・とにまる・便利堂・有喜屋

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    北口

    綾小路通沿い

別館

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    別館(旧日本銀行京都支店)

     

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    道標と案内看板

    三条高倉角

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    三条通歴史的建造物案内

     

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    別館入口

    三条通沿い

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    別館ホール

     

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    別館店舗

    くろちく・前田珈琲

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    中庭

     

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    前田珈琲 文博店

     

本館2階

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    入口

     

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    ボランティアカウンター

     

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    京の至宝と文化

     

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    京のまつり

     

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    京の歴史

     

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    絵巻回廊

     

本館3階

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    入口

     

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    総合展示室

     

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    やすらぎコーナー

     

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    フィルムシアター

     

本館4階

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    特別展示室

     

本館5・6階

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    ミュージアムギャラリー

    5階の絵画・工芸・書・華展などのギャラリーとして利用いただける洋風の展示スペースと、6階の呉服内見会や展示会・伝統芸能の発表会などに最適な和風展示スペースがある

三条通界隈の近代建築

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    文椿ビルヂング

    烏丸三条西(両替町通沿い)
    旧西村貿易会社

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    みずほ銀行京都中央支店

    烏丸三条南西角
    旧第一銀行京都支店

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    新風館

    姉小路烏丸南東角(烏丸三条1筋北)
    旧京都電電ビル西館→旧京都中央電話局

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    中京郵便局

    三条東洞院北東角

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    日本生命京都三条ビル(TSUGU 京都三条 by THE SHARE HOTELS))

    三条柳馬場北西角
    旧日本生命京都支店
    2019年5月31日より現在のホテルに

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    SACRAビル

    三条富小路北西角
    旧不動貯蓄銀行

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    家邊家住宅

    三条富小路東入南側
    旧家辺徳時計店

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    1928ビル

    三条御幸町南東角
    旧毎日新聞社京都支局
    人気パフォーマー集団ギアの専用劇場「ギア専用劇場(GEAR /Non-Verbal theatre.3)」などが入居する

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    京都芸術センター

    室町錦小路上る東側
    旧明倫小学校

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    DEAN&DELUCA

    烏丸蛸薬師南西角
    旧山口銀行京都支店

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    京都市役所本 庁舎

    河原町御池北西角

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    革島医院

    麩屋町通六角下る

京都文化博物館の主な年間行事・カレンダー

年中行事

2月節分に近い日曜

春を呼ぶ節分もちつき大会

「京の三条まちづくり協議会」の主催で京都文化博物館ウッドデッキ前にて開催
ふるまい餅や餅つきの体験も
[公式]

7/24

三条通りお神輿まつり

1996年(平成8年)より祇園祭の還幸祭にて3基の神輿の渡御を三条通を通って八坂神社へと戻るのを迎える行事として開催
「京の三条まちづくり協議会」を構成する7つの町内会(弁慶石町・中之町・桝屋町・菱屋町・梅忠町・御倉町・衣棚町)、3つの元学区(生祥学区・日彰学区・明倫学区))の地域住民同士の交流を図り、地域の祭りを子供たちや新住民にも知ってもらうことを目的としているという
隔年で京都文化博物館ウッドデッキ前と千總前にて行われ、19時頃より花火をしながら神輿を待ち、20時過ぎ頃に神輿を迎える際には京丹波町の尾長野八坂神社に伝わる丹波八坂太鼓の奉納演奏も行われる

11月上

仏教美術展

全国からプロ・アマを問わず、仏像彫刻、仏画、截金などの芸術作品約400点余りが集結
[公式]

月並行事

不定期

まちカフェ(京の三条まちづくりカフェ)

年に4回程度開催

花ごよみ

 

 

 

京都文化博物館の口コミ

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