普門院
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普門院のみどころ (Point in Check)
京都府南丹市日吉町中世木、日吉ダム北側の府道364号を山の奥へと約30分進んだ先にある、10軒ほどの小さな集落である西牧山地区にある高野山真言宗の寺院。
山号は補陀洛山、本尊は聖観世音菩薩。
往古は「補陀洛山神興寺」といい、当方の山地、耕地に7間4面の本堂のほか、七堂伽藍がそびえ建ち、子院・住房もあって盛観を極めたといいますが、長い年月の間に何回かの火災に遭い、更には天正年間、明智光秀が丹波平定に際して周山城を築こうと近在の寺社を次々破壊し、当寺の伽藍もほどんと打ち壊されて決定的な衰退を余儀なくされたといいます。
江戸時代の延享年間(1744-48)の頃には安楽山西蓮寺、補陀洛山観音寺、慈現山普門院の3寺が復興したのみとなりましたが、またもや火災に遭って3寺ともほとんど焼失。
本尊だけは無事に難を免れ、半焼の普門院を修復して本尊を安置し、補陀洛山の山号を継承し維持してきたといいます。
本尊の聖観世音菩薩は、推古天皇の昔、6世紀末~7世紀初頭に聖徳太子が御霊夢に依って一刀三礼して刻んだ尊像と伝承され、近隣無比の霊験あらたかな観音様として広い地域の尊信を集めていて、古くより33年ごとの開闢大法会の他は決して扉を開くことなく、丁重に祀られているといいます。
その他に寺宝として木造毘沙門天立像(京都府指定文化財)や、最も古いもので1354年(文和3年)のものもあるという木造懸仏139面(京都府登録文化財)、鎌倉後期から室町期にかけての銅鏡7面(京都府指定文化財)、鎌倉幕府の執権・最明寺時頼が法華経を書写し建立したとされる五輪塔4基(京都府指定文化財)、寺と権現堂の間にあり「康正2年(1461年)9月3日」の文字が見られる宝篋印塔(京都府指定文化財)などを所蔵しているといいます。
行事としては毎年8月24日の盂蘭盆に行われる火祭り「牧山の松明」で有名。
100年以上続く万灯籠と愛宕山信仰に基づく行事で、京都府の登録文化財にもなっています。
松明3本を扇状に組んだ高さ4mもある大松明や、周囲1m、高さ1mほどの添松明が5つ、小松明が多数が用意され、大小さまざまの松明が夜になると一斉に火がつけられ、炎が夜空を焦がす姿は壮観かつ神秘的です。
先祖に感謝しつつ無病息災や五穀豊穣を祈願するもので、松明がよく燃えた年は豊作になるという言い伝えがあるといいます。
普門院の施設案内
境内
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普門院本堂
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宝篋印塔
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石仏
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蔵
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弁財天
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鳥居
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絵馬舎
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会所
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大山祇神社本殿
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周辺
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府道364号中地日吉線
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中世木川
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スプリングひよし
温泉施設
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JR日吉駅
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普門院の主な年間行事・カレンダー
年中行事
- 8/24
牧山の松明
月並行事
花ごよみ
普門院のレポート・旅行記
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