祝園神社

祝園神社

 

 

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祝園神社とは?(基本データ)

名前
祝園神社(ほうそのじんじゃ)
エリア
精華
ジャンル

寺社

建立・設立
770年(神護景雲4年)1月21日
創始者
[勅命] 第48代・称徳天皇
祭神
春日大明神
├天児屋根命(あめのこやねのみこと)
├武御雷命(たけみかづちのみこと)
└経津主命(ふつぬしのみこと)
ご利益
悪病平癒、家内安全、農商工業の発展
例祭
11/3(例祭)
他にいごもり祭(1月)などが知られる
神紋・社紋
下がり藤・丸に三つ柏
アクセス
  • JR片町線(学研都市線)「祝園」駅下車 徒歩約15分
  • 近鉄京都線「新祝園」駅下車 徒歩約15分
  • 精華くるりんバス「」下車 北へ徒歩約5分
  • 京奈和自動車道「精華学研IC」より車で約8分
駐車場
なし
拝観料
無料
お休み
無休
拝観時間
境内自由
住所
〒619-0241
京都府相楽郡精華町祝園柞ノ森1
電話
0774-94-3770
FAX
-
公式サイト
祝園神社 精華町
祝園神社の「いごもり祭」 精華町

祝園神社の地図

祝園神社のみどころ (Point in Check)

京都府相楽郡精華町祝園、京都府の南端、大阪府や奈良県にまたがり近年新たな産業や文化の発信の拠点となりつつあるけいはんな学研都市のある精華町の東側、木津川の流れにほど近いまだ田畑の数多く残る場所に鎮座する神社。

まだ古墳時代の頃、四道将軍を派遣して各地を討伐し大和朝廷の基盤を築きたとされ、実在した可能性のある最初の天皇ともいわれる第10代・崇神天皇(すじんてんのう B.C.148-B.C.30)の時代の紀元前88年(崇神天皇10年)、第8代・孝元天皇(こうげんてんのう)の皇子・武埴安彦(たけはにやすひこ)も朝廷に反乱を企てますが、この地にて討伐されました。

しかし武埴安彦の亡き魂は鬼神となって柞ノ森(ははそのもり)に留まり、長きに渡って人民を悩ませたといい、それを奈良時代の第45代・聖武天皇(しょうむてんのう 701-56)の時代に撲滅しようとしたものの鬼神の所業であるため人の力にでは如何ともし難かったといいます。

その後、聖武天皇の娘で第46代・孝謙天皇(こうけんてんのう)から重祚して再即位した第48代・称徳天皇(しょうとくてんのう 718-70)の時代に神力をもってこれを撲滅せよとの勅命が下ると、直臣の池田六良廣綱および宮城七良朝藤が祝部(はうりべ)となり、770年(神護景雲4年)1月21日に奈良・春日大社より春日大明神を勧請して祀り、これが神社のはじまりだといいます。

そして祈りの前に飲食や行動を慎むととも心身を洗い清める斎戒沐浴(さいかいもくよく)による精進祈願と神力の加護によってついに悪霊は撲滅し、廣綱・朝藤の功績とも相まって悪病平癒・人民安堵・農家の繁栄および商工業の隆盛を見るに至ったといい、現在も行われている「いごもり祭」はこの由緒が元になっているといいます。

文献上では平安初期の806年(大同元年)の「新抄格勅符抄」に「祝園神」の名が見えるのが最古ですが、この記録から少なくとも奈良時代には確実に存在していたと考えられ、その後もこのような霊験を持つことから「日本三代実録(にほんさんだいじつろく)」によれば859年(貞観元年)正月27日に従五位下の神階を授けられ、また927年(延長5年)にまとめられた当時「官社」に指定されていた全国の神社一覧である「延喜式神名帳(えんぎしきじんみょうちょう)」の中でも延喜式内大社に列せられ、また室町時代の1441年(嘉吉元年)に書かれた「興福寺官務牒疏」には、在僧2人、祝主3人、および神人3人がいたことが記されているといいます。

戦国時代の1576年(天正4年)7月24日には天下泰平の国宣が出されるなど、上皇・法皇の御所に参上する官人や武将たちの尊崇も深く、社殿の修造に寄進がしばしば見受けられたといいます。

幕末の1867年(慶応3年)8月には有栖川官家よりおびただしい寄進を賜わって同宮家の祈願所となり、その後明治時代に入り1873年(明治6年)に郷社と定められ、以後も祝園村の産土神として現在に至るまで地域住民より厚く信仰されています。

行事としては前述の通り、朝廷に反逆を企てた武埴安彦が祝園地区で討伐されて以来、悪病の流行や田畑の荒廃による飢饉などに苦しんだ人々が、武埴安彦や討伐の最中に悲運にも亡くなった人々の魂を丁重に祀り慰めることで、神力によって災いをなくそうとはじめたとされている「いごもり祭(居籠祭)」が有名。

毎年正月の申の日から3日間、1月に申の日が3回ある年は中の申の日、2回の年は初めの申の日に開催され、山城地方を代表する奇祭の一つとして1984年(昭和59年)4月14日には「祝園の居籠祭」として京都府指定無形民俗文化財にも指定されています。

神事は1日目の暗夜の火祭の際には神を迎え祀るために氏子らがこぞって忌み籠もるところに特色があり、「音なしの祭り」とも呼ばれるように一切の音を禁じ静かに過ごす所からその名前で呼ばれるようになったといわれています。

祝園神社の施設案内

 

境内

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    社前

     

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    社号標

     

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    祝園の居籠祭の駒札

    社号標の背後

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    由緒書

     

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    鳥居

     

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    参道

    両脇に石灯籠が並ぶ

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    いごもり祭の説明版

     

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    手水舎

    神門の手前左

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    井戸

    神門手前を左側に進んだ先

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    神門

     

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    境内と石灯籠

    中門くぐってすぐに石灯籠

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    拝殿

     

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    本殿

    本殿の左に2社、背後に5社、右に2社の末社群

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    西宮神社

    本殿左側手前、左隣に鹿の石像が横たわる

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    天満宮

    本殿左側奥

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    稲荷神社

    本殿背後一番左

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    出雲神社

     

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    有功神社

     

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    祈雨神社

     

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    熱田神社

    本殿背後一番右

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    熊野神社

    本殿右側奥

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    大神宮

    本殿右側手前

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    社務所

     

関連

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    崇神帝十年役 武埴安彦破斬旧跡(いずもり)

    社前より南へ350mほどの場所に建つ
    祝園の地で武埴安彦が敗れた際にこの地でその首が落とされたと伝わり、「いごもり祭」の3日目の「綱曳きの儀」では最後に勝利した組がこの地まで青竹を引っ張り、各家の注連縄などと共に焼却する

周辺

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    JR祝園駅

     

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    近鉄新祝園駅

     

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    「神武帝旧跡 祝園神社 是十町」の石標

    祝園駅の北側、踏切を渡ったところにある標石

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    精華くるりんバス東バス停

     

祝園神社の主な年間行事・カレンダー

年中行事

1月申の日から3日間

いごもり祭(居籠祭)

朝廷に反逆を企てた武埴安彦が祝園地区で討伐されて以来、悪病の流行や田畑の荒廃による飢饉などに苦しんだ人々が、武埴安彦や討伐の最中に悲運にも亡くなった人々の魂を丁重に祀り慰めることで、神力によって災いをなくそうとはじめたとされる
毎年正月の申の日から3日間、1月に申の日が3回ある年は中の申の日、2回の年は初めの申の日に開催
山城地方を代表する奇祭の一つで、1984年(昭和59年)4月14日には「祝園の居籠祭」として京都府指定無形民俗文化財にも指定
 
1日目申の日 「風呂井の儀」
宮司と氏子代表の松明奉持者の2人が暗闇の中で行なう
神を迎え祀るために氏子らがこぞって忌み籠もるところに特色があり、「音なしの祭り」とも呼ばれるように一切の音を禁じ静かに過ごす所からその名前で呼ばれるようになったといわれている
 
2日目酉の日 松明を燃やす「御田の儀」
夜19時頃、重さ80kmにおよぶ大松明に点火した後、古老の「もうでござい」の発声と燃え上がる火が夜の闇を焦がす中、2km離れた「幸の森」の神田の祭場へと神幸
神田では古式にのっとった農耕神事が行われ、田畑の復興と五穀豊穣が祈願される(神事は非公開)
暗闇の中、神主の鳴らす鈴の音が村中に響き渡る厳かな儀式で、直会では唐辛子をたくさん入れた名物の豆腐汁が振る舞われる
 
3日目戌の日 「綱引の儀」
神社の鳥居下にて、行事は宮司が務める中、藁に割り竹を巻いて作った直径約1mの輪に竹を6本取り付けた巨大な綱を使って、氏子が南北に分かれて3回綱引きを行なう
勝った組が武埴安彦が討たれた場所と伝わる「いずもり」に綱を運び、燃やすことで悪霊を鎮め疫病退散を祈願

11/3

例祭

 

12月

御神祭

 

月並行事

 

 

 

花ごよみ

 

 

 

祝園神社の口コミ

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