京都市下京区中堂寺庄ノ内町、JR丹波口駅のやや西、「五条七本松」交差点にある京都リサーチパーク北向かいの五条通沿いにある京ゆば製造販売店の老舗。
この点「京ゆば(湯葉)」は加熱した豆乳に張った膜を竹串等で引き上げたもので、豆腐とともに禅僧の手によって中国から伝えられ、その歴史は古く二千年余とも言われています。
そして豆腐などとともに大豆由来の食品であることから、鎌倉後期の1200年末頃より禅宗の寺院で精進料理の材料として重宝がられるようになり、お坊さんたちに愛され続けてきました。
その後も京都の食文化を代表する食材の一つとして料亭における懐石料理やおばんざいなどの様々な京料理にも使用されてきた歴史を持つほか、近年は高タンパクで栄養価の高い健康食品として海外でも注目を集めています。
当店は江戸後期の1830年(天保元年)の創業以来、湯葉ひとすじに製造を続けてきた老舗で、料亭や寺院のみならず昔からの常連客や口こみで店を訪れる客や観光客なども多く来店するなど、多くの人々を魅了し続けています。
大豆と水のみから出来ている湯葉の美味しさの秘訣は、厳選した国産大豆と地下200mから汲み上げるという地下水で、これらをもとに熟練した職人が手作業により一つ一つ丁寧に作り上げ、一年を通して変わらない美味しさを届けています。
そんな当店の看板商品が「くみあげ湯葉」で、生湯葉の中でも大豆の栄養と旨味がもっとも多く含まれた湯葉膜を手でつまみ上げて作られるもので、口の中でとろけるような食感と甘く深みのある味わいはまさに絶品。
その他にも引き上げた平湯葉で、銀なん・きくらげ・ゆり根を包みこみ、煮合せやあんかけ、揚げものなどにぴったりな「ゆば衣」や、保存が効くことから贈答品や京土産にぴったりの「干ゆば」なども人気の商品です。
販売店舗としては丹波口の本店のほか、西本願寺の北西にくしげ店、その他にも大丸や伊勢丹などの百貨店でも販売され購入することが可能です。