京都市下京区松原通猪熊西入ル北門前町、大宮通と堀川通の中間付近の松原通沿い、松原京極商店街にあるパン屋。
美味しいパン屋がひしめく京都でも有数の1947年(昭和22年)創業の老舗のパン屋で、昔ながらのパン屋さんという雰囲気の店舗にて、昔ながらの製法を頑なに守り、自家製手作りパンの製造・販売を続けています。
約60種類の商品がある中で、看板商品は多い日には1000本以上は焼くというコッペパンに様々な具材を挟んだ「コッペパンサンド」で、以前店の近くに女子高があり、学生が通学時に大勢来店してあっという間に売り切れていたため、具材を挟むだけですぐに出せるコッペパンを使った商品を数多く作るようになったのだそうです。
そして「コッペパンサンド」コロッケやカツなどの惣菜風のほか、あんやクリームといったデザート風のものがありますが、中でも一番人気はキャベツとハムに少量のマヨネーズを挟んだ「ハムロール」。シンプルな味わいながらもどこか懐かしさがこみあげてくる、一度食べたらやみつきになる味で、一度に何個もまとめ買いをするお客さんも多いといい、また子供の頃からずっと食べ続けているというお客さんも多いのだとか。
その他にもじっくりと炊いた自家製のあんがぎっしりと詰まった「あんぱん」や、パン組合共通のパンを作ろうと生まれたという、カレー味の生地に厚切りのハムを挟んで揚げた「ニューバード」などもおすすめの商品です。
朝6時半のオープンから途切れることなくひっきりなしにお客さんが訪れる人気店で、早い時間は売り切れた商品は追加で作られますが、夕方以降は売り切れ次第終了のため、来店時間には注意が必要です。