阪急新駅「西山天王山」駅12月21日開業へ、松尾駅は「松尾大社」駅に

2013年06月5日

130605_01阪急電鉄と長岡京市の発表で、現在阪急京都本線大山崎~長岡天神間で建設中の新駅の名称および開業日が正式に決定したということです。

新しい駅の名前は「西山天王山」駅となり、開業日は2013年12月21日。駅名の由来は新駅が長岡京市の「西山」地域にあり、付近に「天王山」があるためなのだそうですが、この天王山といえば戦国時代に本能寺の変を起こした明智光秀と主君・織田信長の仇を討たんと中国地方の毛利氏を攻めていた羽柴秀吉がわずか10日も経たずに中国から引き返したいわゆる「中国大返し」を経て勃発した、光秀との雌雄を決する大勝負「山崎の戦い」の際に地理的に重要なポイントとなった所であり、その事から勝負を分ける大事な局面・天下分け目を意味する「天王山」の語源となった山でもあります。

よくプロ野球の首位攻防戦などにも「天王山」と使われるのでご存知の方も多いと思いますが、今回この新駅周辺の地域性と歴史を表現できる駅名として「西山天王山駅」はまさにふさわしい名前なのではないかと思います。

ちなみに新駅は京都縦貫自動車道の長岡京インターチェンジにも隣接しており、鉄道と高速道路が直結することで利便性が飛躍的に向上し地域活性化にも大きな効果が期待できそうです。

 

また2013年12月21日(土)には新駅の開業にあわせて京都線のダイヤが改正されるとともに、「三宮」「服部」「中山」「松尾」の4駅名の名称も変更されるそうで、中でも「松尾」駅が近くにある松尾大社にちなんで「松尾大社」駅に変わるのは大きな変更ですね。

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http://www.city.nagaokakyo.lg.jp/0000001295.html

http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20130605000189