下鴨神社・糺の森で流鏑馬神事

2013年05月3日

130503_01ゴールデンウィークたけなわの日本全国ですが、そんな中憲法記念日の5月3日金曜日に毎年恒例となっている流鏑馬(やぶさめ)神事が、京都市左京区の下鴨神社の境内にある糺(ただす)の森にて開催されました。

流鏑馬神事は5月15日に開催される京都三大祭りの一つである葵祭の道中の無事を祈って開催される神事で、1973年に復興されて以来、毎年5月3日に開催され京都市民にとってもすっかりお馴染みの行事となっています。今年も天候にも恵まれ約2万人の参拝者が訪れたそうで、当局も初めて取材に行って参りました。

下鴨神社の本殿での神事が執り行なわれた後、平安時代や江戸時代の装束を身につけた射手が新緑豊かな糺の森にに姿を見せると、ほどなく全長約400メートルの馬場を疾走しながら約100メートルごとに設置した約50センチ四方の3つの木製の的を狙って弓を引いていきます。

疾走する馬の上で手綱を放して弓を引くためかなりの修練と技術が必要な上、大勢の見物客の中で大変な緊張感もあり、日頃の鍛錬の成果を100%発揮できる方もいれば、緊張で失敗が多い方もいたりしましたが、今年はすべての的に命中する「皆中(かいちゅう)」も多数出るなど全体的にはよい結果だったそうで、観衆からは大きな歓声と拍手が巻き起こっていました。

当局の取材者は2番目の的と3番目の的のちょうど真ん中あたりに陣取ってカメラとビデオカメラを手に見守っておりましたが、命中すると「おー」というどよめきが起き、外してしまうと「あー」というため息が漏れ、かなり盛り上がっていた印象です。疾走する馬の迫力もすごかったです。

http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20130503000104